プレスリリース

“空気の熱でお湯を沸かす”省エネ給湯器「エコキュート」が当社管内で10万台(累計)を突破

平成21年 6月23日

 当社は、エネルギー効率が高く、省エネ・CO2削減に寄与するヒートポンプ式電気給湯器「エコキュート」の普及拡大に努めておりますが、このたび、当社管内(東北6県および新潟県)における「エコキュート」の導入台数が、累計10万台(平成21年5月末実績:100,848台、電化システム普及会調べ)を突破いたしました。

 

 当社は、安心・快適なオール電化システムの普及拡大に取り組んでおりますが、このうち家庭で消費するエネルギーの約1/4を占める「給湯」分野においては、「エコキュート」の導入を推進してきております。

 

 「エコキュート」は、「ヒートポンプ」技術を用いて空気の熱を集めてお湯を沸かす家庭用の給湯器で、エネルギー効率に優れており、従来の給湯器に比べてCO2排出量が大幅に削減されます。平成13年に商品化されて以来、平成17年の「京都議定書」発効などを契機に急速に普及が拡大してきております。また、平成17年以降、各メーカーから寒冷地仕様の機種が順次市場投入されたことで、当社管内の普及拡大にさらに弾みがついております。

 

 「エコキュート」については、官民が一体となり、低炭素社会の実現に向けて、2020年度までに、全国で1,000万台の普及を目指すこととしております。また、本年4月には、国が「ヒートポンプ」を新たに「再生可能エネルギー」利用技術と位置づけました。

 当社においても、地域社会のCO2排出抑制に向けて、「エコキュート」をはじめとする高効率ヒートポンプ機器のさらなる普及拡大を目指しており、今後ともお客さまへの提案活動を積極的に行ってまいります。

 

以 上

 

※ 「ヒートポンプ」とは、空気中の熱エネルギーを集めて活用する技術で、投入するエネルギー(電気)以上のエネルギー(熱量)を得ることができる省エネルギー性の高い特性を有しております。

 

(参 考) 「エコキュート」のしくみ

 

 「エコキュート」は、「ヒートポンプ」の原理を利用した給湯システムのことで、ヒートポンプユニット(室外機)と貯湯タンクで構成されます。ヒートポンプユニットの空気熱交換器で空気の熱を集めて自然冷媒(CO2)に伝え,さらに圧縮して高温になった冷媒から熱を水に伝えることで湯を沸かします。投入した電気エネルギーの3〜4倍以上の熱エネルギーを得ることができ、これにより高い省エネルギー性・環境性が実現できます。

「エコキュート」のしくみ

※「冷媒」とは、空気から集めた熱を水に伝える役目をしている物質のことで、エコキュートでは自然界にあるCO2を使用しているため「自然冷媒」と記載しております。

 

 

以 上

 

 

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