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「排出量取引の国内統合市場の試行的実施」への参加について平成20年11月27日 当社はこのたび、政府「地球温暖化対策推進本部」が募集する「排出量取引の国内統合市場の試行的実施(以下、「試行的実施」)」に参加することといたしました。 当社はこれまでも、CO2排出削減の自主目標を掲げ、CO2を排出しない原子力発電の安全を最優先とした利用率の向上や、CO2排出量の少ない天然ガスを燃料とした高効率ガスコンバインド発電の導入など、電力の供給面での対策のほか、電化によるエネルギーの効率利用やヒートポンプなどの高効率機器の普及拡大を通した需要面での対策、さらには、「京都メカニズム」の活用といった国際的な取り組み等を通じて、CO2の排出削減に取り組んでまいりました。 こうした中で、政府は、「低炭素社会づくり行動計画」(平成20年7月29日閣議決定)において、排出量取引の試行的実施を今年10月より開始することを明記しており、これを受けて、政府の「地球温暖化対策推進本部」は、排出量取引の試行的実施を開始し、現在、参加企業の募集を行っているところです。 今回の「試行的実施」は、排出量取引の制度設計上の課題などを明らかにするとともに、日本の産業に見合った制度のあり方を検証するために行われるもので、「削減努力や技術開発に繋がる効果」や「市場メカニズムの適正な機能」、CO2を投機の対象とするなど「マネーゲームによる弊害」などについて検証されることとなっております。 当社としては、引き続き自主目標の達成に向けて、CO2の排出削減の取り組みを進めてまいります。また、今回の「試行的実施」への参加を通して、排出量取引の課題の明確化にも寄与してまいりたいと考えております。今後、準備が整い次第、参加申込を行います。 「試行的実施」の概要は別紙のとおりです。 以上
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