プレスリリース

中国・雲南省、四川省における水力発電CDMプロジェクトの日本政府承認について

平成19年 5月25日

 当社は、地球温暖化防止に向けた取り組みとして、中国の発電事業者が実施する2件の水力発電CDM(注)プロジェクトから創出されるCOクレジットを購入することとしておりますが(平成19年3月5日お知らせ済み)、5月21日、両プロジェクトが日本政府により承認されましたのでお知らせいたします。

 今後は、中国の発電事業者が中国政府の承認を得た後、国連登録に向けた手続きを進めていきます。

 本CDMプロジェクトは、雲南省と四川省の発電事業者が水力発電所を新たに建設・運営し、発電した電気を地域の電力系統に供給するもので、COを排出しない水力発電の導入によって化石燃料の消費が抑制されることとなります。これにより2012年までに合計98万トン程度のCO排出量が削減される見込みです。

 当社は、地球温暖化問題への取り組みを重要な課題として位置づけ、原子力発電や高効率ガスコンバインドサイクル発電の開発・導入など電力設備面の対策や、効率的なエネルギー利用の提案など電気利用面の取り組みに加え、国際的な取り組みによるCOクレジットの獲得など、国内外における地球温暖化防止に向けた対策を積極的に推進していきます。

 プロジェクトの概要は別紙のとおりです。

以上

(注)CDM(クリーン開発メカニズム:Clean Development Mechanism)
 温室効果ガスの削減目標を国際協調によって達成するための仕組みである「京都メカニズム」の一つ。途上国で温室効果ガス削減プロジェクトを実施した先進国は、その削減分を自国の目標達成に利用できる制度。

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