プレスリリース

摺上川(すりかみがわ)発電所の運転開始について

平成19年 5月18日

 当社が、平成16年8月から福島県福島市において建設を進めてまいりました摺上川発電所(ダム式、出力3,000kW)が、国土交通省の完成検査に合格し、本日、営業運転を開始しました。
 本発電所は、国土交通省が阿武隈川水系摺上川に建設した摺上川ダム(治水、かんがい、上水道、工業用水、発電に使用する多目的ダム)に当社が発電参加したもので、摺上川ダム左岸に設置された共同取水設備より最大毎秒4.5立方メートルを取水。82.30メートルの有効落差を利用して横軸フランシス水車1台を回して発電します。発電に使用した水は、摺上川ダム左岸直下の河川に放流いたします。
 水力発電は純国産の循環型エネルギーである水力エネルギーを有効に活用していくものですが、当社としては、安全を最優先に発電所を運転していくとともに、安定した電力の供給に努めていくこととしております。
 なお、摺上川発電所の概要は以下のとおりです。

【摺上川発電所の概要】

1.水系河川名 一級河川阿武隈川水系摺上川
2.位置 福島県福島市飯坂町茂庭地内
3.最大出力 3,000kW
4.発電方式 ダム式
5.有効落差 82.30m
6.最大使用水量 4.50m/s
7.年間可能発生電力量 14,672,000kWh
8.着工年月 平成16年8月
9.運転開始 平成19年5月

(参考)摺上川発電所営業運転開始後の当社の水力発電所
 ・箇所数:211箇所、最大出力合計:2,417,081 kW

※横軸フランシス水車

 様々な落差や流量に適用でき、構造が簡単であることから中小水力発電所において多く採用されている水車の型式。
 取り込まれた水は、羽根車の全周から中心に向って流入し、水車を回転させた後、吸出管を経て放流される。

[位置図]

以上

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