当社では、東北6県および新潟県の経済や景気動向および生産状況を把握するため、平成8年3月より四半期ごとに「東北地域の景況調査」を実施しておりますが、このたび、平成19年1〜3月期の調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。
(調査実施概要)
1.調査対象 |
当社管内の産業用お客さま |
2.調査時期 |
平成19年4月1日〜平成19年4月16日 |
3.調査方法 |
郵送法 |
4.回収状況 |
(発送)1,000事業所 |
(有効回答数)563件 |
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(有効回答率)56.3% |
(調査結果要旨)
- 1.業況の動向
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「今期は業況判断の分かれ目となるゼロ値を割り込んだ。来期見通しは若干改善するものの、引き続きマイナスに留まっていることから、ゆるやかな回復基調にあった東北の景気に不透明さが広がってきている。」
○各事業所の業況判断については、今期3カ月(平成19年1〜3月期)の業況判断DI(「上昇」―「下降」事業所構成比)が▲10.1と、前回(平成19年1月)調査の平成18年10〜12月判断(+2.3)から12.4ポイント悪化している。
○また、来期見通し(平成19年4〜6月期)については▲6.9と、今期に比べ3.2ポイント改善するものの、引き続きマイナスとなっている。
○原因別にみると、最も大きなウエイトを占める「国内需要減による生産減」の割合が前回調査から更に増加し、来期見通しにおいてもその割合が高い水準にある。
○業種別に見ると、今期は、全10業種中、金属製品(+2.1)、その他機械(+16.2)を除いた全ての業種でマイナスとなっており、来期見通しについても、食料品(+1.3)、その他機械(+16.2)を除く全ての業種でマイナスとなっている。なかでも、東北の主力産業である電気機械が、今期、7期ぶりにマイナスに転じ、来期見通しは更にマイナス幅を広げている。
- 2.国内景気の動向
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「今期判断も来期見通しもプラスを維持しているものの1桁台に悪化しており、国内景気に対する慎重な見方が広がっている。」
○各事業所が判断する国内全体の景気については、今期3カ月の国内景気判断DI(「上昇」−「下降」)は+2.9となっており、前回調査(+14.8)に比べ11.9ポイント悪化しているものの、8期連続でプラスを維持している。
○また、来期3カ月の見通しのDIは+5.7と、今期より2.8ポイント改善し、引き続きプラスを維持する見込みである。
- 3.生産設備の新増設の動向(※1)
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「設備投資においては、平成17年度に引き続き、多くの業種で積極的な動きが認められるものの、東北の主力産業である電気機械については、来期見通しがやや低下傾向にある。」
○生産設備については、平成18年度下半期の「新・増設」が21.6%、「撤去・休止」が5.8%で、DI(「新・増設」−「撤去・休止」)は+15.8となっており、前回調査(平成18年度上半期)と比較すると5.3ポイント低下しているが、平成15年度下半期以来7期連続で2桁台の高水準のプラスを維持している。
○平成19年度上半期の見通しでは、「新・増設」が21.4%、「撤去・休止」が4.5%で、DIは1.1ポイント上昇し、+16.9となっており、引き続き積極的な姿勢を維持する見込みである。
(※1)生産設備については、平成15年7〜9月期調査より、四半期調査から半期に1回の調査に変更しております。
- 4.雇用動向について(※2)
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「雇用動向については、正社員・非正社員ともに積極的な動きが確認できた。とりわけ、正社員の雇用については、より前向きな姿勢が見られた。」
○正社員の従業員数の動向については、1年前に比べ「増加した」が35.2%、「減少した」が23.6%となっており、雇用状況のDI(「増加した」−「減少した」)は+11.6となっている。
○非正社員の従業員数の動向については、1年前に比べ「増加した」が25.4%、「減少した」が19.2%となっており、雇用状況のDIは+6.2となっている。
(※2)今回、トピックスとして調査したもの。景気が回復していない地方では雇用や賃金改善の遅れにより、景気回復の影響が消費に波及していない点が指摘されており、新年度を迎えた4月時に、各事業所における雇用についてたずねた。
今回の調査結果の詳細は別紙のとおりです。
以上