本日、平成１９年１２月の通関統計値が公表されたことに伴い、平成１９年１０〜１２月の平均燃料価格が確定いたしましたので、「燃料費調整制度」による平成２０年４〜６月分の電気料金に適用される調整単価をお知らせいたします。

１．平均燃料価格

（単位：円／ｋｌ）

平成1９年１０〜１２月平均燃料価格	平成1９年７〜９月平均燃料価格	基準燃料価格
２９，１００	２６，７００	２３，０００

２．燃料費調整単価

（単位：銭／ｋＷｈ）

	平成２０年４〜６月分料金への適用調整単価（Ａ）	平成２０年１〜３月分料金への適用調整単価（Ｂ）	適用単価の差額（Ａ−Ｂ）
電灯・低圧	９０	５４	３６
高圧	８６	５２	３４
特別高圧	８２	５０	３２
＜参考＞調整単価の平均【販売電力計】	８７	５２	３５

• ※消費税等相当額を含む。

３．標準家庭への影響

（単位：円／月）

平成２０年４〜６月分電気料金（Ａ）	６，４７９
燃料費調整を適用しない場合の電気料金（Ｂ）	６，２２７
燃料費調整相当分（Ａ−Ｂ）	２５２
現行電気料金（平成２０年１〜３月分電気料金）（Ｃ）	６，３７８
現行電気料金からの影響額（Ａ−Ｃ）	１０１

• ※標準家庭の電気料金は、契約電流３０Ａ、使用電力量２８０ｋＷｈで計算。消費税等相当額を含む。

【参考１】通関実績

		平成１９年１０〜１２月平均	平成１９年７〜９月平均	平成１８年１〜３月平均（料金改定時）
原油価格	（円/kl）	５９，１３１	５３，１３７	４３，７２８
	（ドル/b）	８２．９	７１．０	５９．５
ＬＮＧ価格	（円/t）	５２，７２１	４７，１３４	４１，９６０
石炭価格	（円/t）	８，４０６	８，４６２	７，３１１
為替レート	（円/ドル）	１１３	１１９	１１７

【参考２】燃料費調整制度とは

　「燃料費調整制度」は、為替レートなどの経済情勢の変化に伴う輸入火力燃料（原油、ＬＮＧ、石炭）の価格変動を料金に反映させるため、燃料費の変動に応じて一定の基準のもと自動的に電気料金を調整するものであります。

　具体的な調整は、通関統計による四半期毎の平均燃料価格と基準燃料価格との変動幅に応じて四半期毎に行うもので、料金の小幅かつ頻繁な変動を避けるため、その変動幅が基準燃料価格の±５％の範囲内であれば調整を行わないこととし、また、燃料価格の大幅な上昇によるお客さまへの影響を緩和するため、料金の調整幅には基準燃料価格の50％という上限を設定しております。

【参考３】燃料費調整制度の概念図

平均燃料価格の算定対象期間	→	適用する月分料金
１月 〜 　３月	→	７月分 〜 　９月分
４月 〜 　６月	→	１０月分 〜 １２月分
７月 〜 　９月	→	１月分 〜 　３月分
１０月 〜 １２月	→	４月分 〜 　６月分

• Ａ：小幅な変動のため調整しない場合
• Ｂ：変動に応じて調整する場合
• Ｃ：大幅な上昇のため調整単価を上限値にとどめる場合