原子力情報 The information of Nuclear Power

非常用発電設備の保安規定上の取扱いに関する原子力安全・保安院指示を踏まえた東通原子力発電所の原子炉施設保安規定変更認可について

平成23年 5月11日

  平成23年4月9日、非常用発電設備の保安規定上の取扱いに関する原子力安全・保安院指示(平成23年4月9日付)が発出されました。

 

 当社は、本指示に伴い、女川原子力発電所(宮城県牡鹿郡女川町および石巻市)ならびに東通原子力発電所(青森県下北郡東通村)の原子炉施設保安規定※1変更認可申請を、4月22日、経済産業省原子力安全・保安院へ行いました。

平成23年4月22日お知らせ済み

 

 本日、東通原子力発電所の原子炉施設保安規定について、経済産業大臣より認可をいただきました。

 なお、女川原子力発電所原子炉施設保安規定の認可申請については、引き続き原子力安全・保安院の審査を受けております。

 

 今回の原子炉施設保安規定の変更概要は、原子炉の状態が冷温停止および燃料交換における非常用ディーゼル発電機の動作可能台数の変更であり、以下のとおり規定しました。

 

    (非常用ディーゼル発電機)

    原子炉の状態が冷温停止および燃料交換において、『非常用交流高圧母線に接続する非常用ディーゼル発電機を含め2台の非常用発電設備が動作可能』であること。

 

 当社としては、今後も情報収集等に努めるとともに、更なる安全対策について検討を進め、必要に応じて新たな対策を策定し、一層の安全性向上を図ってまいります。

 

以 上

 

※1 原子炉施設保安規定とは、原子炉等規制法(核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律)に基づき、原子力発電所を安全に運転・管理するために遵守すべき事項を規定しているもので、原子炉設置者が原子力発電所ごとに定め、国に申請し認可を受けるもの。