プレスリリース

当社原子力発電所における燃料集合体ウォータ・ロッドの曲がりに係る点検結果について(最終報告)

平成29年12月15日

 当社は、燃料集合体ウォータ・ロッド※1の曲がりに係る原子力規制委員会からの指示文書に基づき、東通原子力発電所1号機(以下、「東通1号機」という。)の燃料集合体について点検を実施し、その結果を取りまとめ、本日、原子力規制委員会へ報告いたしました。

 今回の東通1号機における点検では、チャンネルボックス※2を脱着した履歴のある燃料集合体のうち、今後原子炉内に装荷を予定している7体全ての外観点検を実施し、ウォータ・ロッドの曲がりを含む、損傷や変形等の異常がないことを確認しております。

 なお、女川原子力発電所1〜3号機、東通1号機のチャンネルボックスの脱着履歴がある燃料集合体3体の点検結果については、原子力規制委員会に報告済みであり、今回の東通1号機の報告をもって、最終報告となります。

 

※1 燃料集合体の中央部に燃料棒と並行して設けられている中空の管で、内部に冷却材(水)を通すことにより燃料集合体内部の出力の最適化を図るもの。
※2 燃料集合体を覆っている四角い筒状のもので、燃料集合体内の冷却材流路を確保するとともに、制御棒のガイド等の機能を持つ。

 

[当社原子力発電所における燃料集合体ウォータ・ロッドの曲がりに係る点検結果]

 

注1:抜き取りによるサンプル点検。
注2:再使用チャンネルボックスを装着した燃料集合体またはチャンネルボックスの脱着履歴のある 燃料集合体のうち、今後原子炉内に装荷予定のもの。


【参考】
 「東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所第5号機の燃料集合体ウォータ・ロッドの曲がりについて(指示)」(平成24年11月28日付)の概要


 東京電力株式会社(現:東京電力ホールディングス株式会社)柏崎刈羽原子力発電所5号機において、使用済燃料プールに貯蔵されている燃料集合体ウォータ・ロッドに曲がりが確認されたことを受け、沸騰水型原子炉を所有する原子力事業者に対して、同様の事象の有無を確認するよう求められたもの。

 

※以下、今回のお知らせに係る指示項目のみを抜粋

・原子炉内に装荷している燃料集合体又は今後原子炉に装荷を予定している燃料集合体のうち、再使用チャンネルボックスを装着した燃料集合体又はチャンネルボックスの脱着履歴のある燃料集合体について、当該燃料集合体を装荷した原子炉を起動する前に点検を実施し、その結果について速やかに報告すること。

以上

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