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女川原子力発電所2号機管理区域内における放射性物質を含む水の漏えいならびに作業員への被水に関する原因と対策について平成29年 4月 5日 平成29年3月27日、定期検査中の女川原子力発電所2号機の原子炉建屋地下3階において、フィルタベント装置の設置工事における計器類のケーブル干渉作業(以下、「当該工事」という)に伴い設置していた仮設の排水ポンプの取り外し作業を行った際、放射性物質を含む約5リットルの水が漏えいした事象が発生しました。
漏えいした水の放射能量は約3.4×103ベクレル※であることを確認しましたが、外部への流出はなく、本事象による環境への影響はありません。
また、漏えいした水の一部が、当該作業を行っていた協力企業の作業員3名にかかりましたが、その後の検査により、被ばくがないことを確認しております。
本事象に係る原因および再発防止対策を取り纏めましたので、お知らせいたします。
1.他グループへの依頼事項が不明確
2.作業開始前の相互確認が不十分
3.作業手順に従い確実に作業を行うことに対する慎重さが不足
作業担当グループから、他のグループへ作業管理を依頼する場合には、予め、作業管理の所掌範囲を明確にする旨を文書に反映する。
2.作業開始前の相互確認の徹底
3.「基本動作に関する教育」を実施
当社はこれまで、基本動作の徹底等のヒューマンエラー低減に向けた取り組みを鋭意進めてきたなかで、今回の事象を発生させてしまったことについて重く受け止めております。
以上
※法令に基づく報告基準の約1,000分の1程度。また、1リットルあたりの放射能量はラドン温泉と同程度。
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