プレスリリース

原子力の自主的安全性向上に向けた取り組みについて

平成26年 6月13日

 当社はこのたび、今後も原子力発電を運営していくにあたり、規制の枠組みにとどまることなく、自主的かつ継続的に原子力の安全性を向上させていくための取り組みをとりまとめました。

 

 当社はこれまでも、原子力発電所の安全確保を経営の最重要課題と位置づけ、設備対策や業務品質の向上等に努めてまいりました。
 当社原子力発電所においては、東京電力福島第一原子力発電所の事故の知見や、東日本大震災の経験などを踏まえた緊急安全対策等の実施により、福島第一原子力発電所と同様の事故を起こさない安全レベルは既に確保しているものと考えております。
 また、現在は新規制基準や最新の知見、地域特性などを踏まえた地震・津波対策、重大事故対策等に加え、緊急時における対応手順・体制の整備等、ハード・ソフトの両面から安全性向上に向けた取り組みを進めております。

 

 こうした取り組みに加え、今後さらに原子力の安全性を向上させていくためには、組織的・体系的な「質の高いリスクマネジメント」を確立・強化していく必要があると考えており、国の「原子力の自主的安全性向上に関するワーキンググループ」などにおいても同様の提言がなされております。

 

 こうした観点から、経営トップのコミットメントのもと、原子力リスクマネジメントを強力に推進していくための社内体制の整備・強化などを図ることとし、以下について取り組んでまいります。

 

    ①経営トップのコミットメントのもとに「原子力リスク検討委員会」を設置
        (平成26年7月設置予定)
    ②リスクマネジメント推進機能を担う「特定課題検討チーム」の発足
        (平成26年7月発足予定)
    ③リスクコミュニケーションの強化

(以上の取り組みの概要は別紙のとおり)

 

 当社といたしましては、現在進めている様々な安全対策に加え、本取り組みを着実に実施し、定着させていくことにより、常に現状に満足することなく、原子力発電所の更なる安全レベルの向上、さらには、安全を第一に考える安全文化の浸透を図ってまいります。

 

以上

 

※  総合資源エネルギー調査会 電力・ガス事業分科会 原子力小委員会「原子力の

  自主的安全性向上に関するワーキンググループ」
      本ワーキンググループは、東京電力福島第一原子力発電所事故を受け、原子力

    事業者が自主的かつ継続的に安全性を向上させていく意思と力を備えることが

    必要であるという問題意識のもと、原子力の自主的かつ継続的な安全性向上につ

    いて議論することを目的に平成25年7月に設置されたもの。

 

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