プレスリリース

東通原子力発電所における防潮堤の本体工事完了について

平成25年 5月29日

 当社は、東通原子力発電所において、平成24年3月16日より高さ約2m(T.P.※1約+15m)、長さ約2kmの防潮堤の設置工事を実施しておりました。

 その後の津波高さに係る社内評価において、発電所敷地前面の最大遡上水位はT.P.約+10.1m、地震に伴う敷地の地盤沈下は0.63m※2となり、地盤沈下を考慮しても敷地に津波が浸入することはないことから発電所の安全性には影響がないものと評価いたしましたが、地盤沈下量を考慮し、より安全性を高める観点から、防潮堤を当初計画の約2mから約1mかさ上げすることといたしました。

(平成24年4月13日お知らせ済み)

 

 当初計画していた高さ約2mの防潮堤工事は、平成24年11月26日に 完了しておりましたが、本日、約1mのかさ上げを含めた計画の高さ(約3m、T.P.約+16m)までの工事が完了いたしました。

 なお、法面の保護工事等、防潮堤の付帯工事については、引き続き実施してまいります。

 

 当社では、今後も引き続き新たな知見の収集に努めるとともに、適切な対策を実施することによって、発電所のさらなる安全性の向上に取り組んでまいります。

 

 防潮堤の概要は別紙のとおりです。

 

以 上

 

※1 T.P.とは、東京湾平均海面を基準とする標高。

※2 炉心位置での地盤沈下量。

 

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