本日、原子力規制委員会の「東通原子力発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合」の第４回評価会合が開催され、前回評価会合で示されました「東通原子力発電所の敷地内破砕帯の評価について（案）」（以下「評価書案」）について、当社から、科学的知見に基づき、敷地内断層は「耐震設計上考慮すべき活断層ではない」との意見を説明させていただきました。

 

　当社は、これまで蓄積した膨大な地質調査データに基づき断層破砕部の性状や地下深部の構造等を含めた多面的、総合的な検討を実施し、敷地内断層は耐震設計上考慮すべき活断層ではないことを確認しており、さらに、３名の学識経験者から、技術的かつ客観的な立場で、当社の意見を支持する見解書をいただきましたので、本日の評価会合で説明させていただきました。

 

　本日の評価会合におきましても、いくつかの点で見解がわかれておりますので、引き続き、科学的な議論を進めていく必要があると考えております。

 

　当社は原子力事業者として安全を最優先に事業運営に取り組んでおり、敷地内断層についても、有識者からのご意見を踏まえ、地質調査や文献調査等を実施し、予断を持つことなく、あらためて活動性の有無に関する評価・確認を実施してまいります。

 

　原子力規制委員会におかれましては、地質調査で得られる新たなデータや知見を確認いただくとともに、これまでの審査に携わった学識経験者の意見も聞くなど、科学的データに基づいた幅広い議論を行っていただきたいと考えております。

 

以　上

 

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