プレスリリース

女川原子力発電所1号機 原子炉建屋天井クレーン走行部の損傷について

平成24年 6月 7日

【発生日時】 平成24年6月7日(木) 11時00分※

 

【運転状態】 第20回定期検査中

 

【事象の概要】

 女川原子力発電所1号機において、原子炉建屋5階に設置している原子炉建屋天井クレーン(以下、「当該クレーン」という。)について、平成23年9月12日に東北地方太平洋沖地震後の走行確認を実施したところ、異音が確認されました。

 その後、異音発生の原因調査として、当該クレーンの点検を計画的に実施しておりましたが、平成24年5月29日に4カ所ある当該クレーン走行部のうちの1カ所において、走行部内部に設置されている油受けに、軸受の一部と思われる異物を確認しました。

 このため、当該走行部内部の詳細点検を実施したところ、本日、当該走行部の軸受が損傷していることを確認しました。

 当該軸受の損傷に伴い、当該クレーンに必要な機能を満足していないと判断したことから、本日、11時19分、法令に基づき国へ報告しました。

 

 当該クレーンは、燃料集合体を取り扱うため安全上重要な機器に該当しますが、当面、当該クレーンで燃料集合体を取り扱う作業等はないため、本事象による発電所の安全性に影響はありません。

 

 なお、本事象による、排気筒モニタ、排水モニタ、モニタリングポストに有意な変化はなく、発電所周辺への放射能の影響はありません。

 

【今後の対応】

 今後、東北地方太平洋沖地震による影響も含め、当該軸受が損傷した原因について、詳細な調査を実施します。

 

以 上

 

※ 「実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則」第19条の17に定める報告事象に該当すると判断した日時

 

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