プレスリリース

耐震安全性評価報告書の再点検結果の報告について

平成23年10月14日

 平成23年8月22日、関西電力株式会社高浜原子力発電所第3号機および第4号機の原子炉建屋に係る地震応答解析モデルの入力データに誤りがあることが判明しました。

 これを受け、当社は、原子力安全・保安院より、平成23年8月22日に指示文書「耐震安全性評価報告書の再点検について(指示)」を受領しました。
 この指示文書では、安全上重要な建物・構築物および機器・配管系の耐震安全性評価に係る解析のために入力したデータおよび条件設定について、解析の委託先を問わず、誤りの有無を調査するとともに、耐震安全性評価報告書の再点検を行い、安全性に関する総合的評価(ストレステスト)のうち耐震裕度に係る総合的評価を報告する前までに、原子力安全・保安院の確認を受けるよう求められております。

 当社では、女川原子力発電所および東通原子力発電所の耐震安全性評価報告書の再点検を行い、入力データの誤り等の有無を確認しました。この結果、耐震安全性評価の結果に影響を与えるような解析に係る入力データの誤り等がないことを確認しました。
 ただし、女川原子力発電所の耐震安全性評価中間報告書において、耐震安全性の評価の結果に影響を与えない参考のための解析で入力データの誤り等が確認されました。
 当社は、これについて、発生した原因の分析を行い、チェックの手順や方法を改善する等の再発防止策を策定いたしました。

 当社は、耐震安全性評価中間報告書の再点検結果を報告書としてとりまとめ、本日、原子力安全・保安院へ報告しております。
 報告書の概要は別紙のとおりです。

 今後、原子力安全・保安院により、今回の再点検結果の妥当性について確認を受けることとなっております。

 なお、東通原子力発電所の耐震安全性評価中間報告書については、同様の事象は確認されませんでした。

以上

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