プレスリリース

東北地方太平洋沖地震およびその後に発生した津波に関する女川原子力発電所の状況について

平成23年 5月30日

 当社女川原子力発電所は、1号機および3号機が通常運転中、2号機が原子炉起動中のところ、平成23年3月11日14時46分頃の東北地方太平洋沖地震の発生に伴い、全号機の原子炉が自動停止しました。

平成23年3月11日お知らせ済み

 これは、地震発生の際の安全確保策として設計どおり停止したものであり、現在、全ての号機において、原子炉の温度は100℃未満の冷温状態にあり、安全に停止しております。
 この地震による発電所周辺への放射能の影響はありません。

 女川原子力発電所では、地震発生後から実施していた巡視点検を終了し、現在は、設備の点検等を実施しております。

 この地震および津波による設備被害や対応状況等について、本日、国へ報告するとともに、安全協定に基づき、宮城県、女川町、石巻市へ報告いたしました。

 これまでに、法令や安全協定に基づき報告した4件の事象のほか、発電所主要設備への軽微な被害が55件確認されております。
 また、使用済燃料プール内の異物や放射性雑固体廃棄物のドラム缶の転倒などのごく軽微な被害が約570件あり、合計の被害件数は、現時点で約630件確認されておりますが、いずれも安全上問題となる事象ではありません。

 今回報告した法令や安全協定に基づく4件の報告事象に係る原因と対策、ならびに55件確認されている発電所主要設備への軽微な被害については、別紙のとおりです。
 なお、発電所主要設備への軽微な被害については、今後、点検調査を行い、対応結果等を定期的にお知らせいたします。

 当社としては、法令や安全協定に基づく4件の報告事象についての対策を、確実に実施してまいります。また、女川原子力発電所で観測された地震および津波データの分析・評価結果や、東京電力福島第一原子力発電所事故に関する情報の収集等に努めるとともに、今後も安全対策について検討を進め、必要に応じて新たな対策を策定し、一層の安全性向上を図ってまいります。

以上

「プレスリリース本文のPDFファイルはこちら」印刷用PDF

←← 東北電力トップページ ← 元のページへ戻る