当社は、女川原子力発電所3号機でのプルサーマル計画について、平成22年3月18日に、宮城県、女川町、石巻市より安全協定に基づく事前協議に対するご了解をいただき、現在、ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料(MOX燃料)加工に係る諸準備を進めております。
当社では、これまでのMOX燃料の加工実績を踏まえ、仏国に所有しているプルトニウムを用い、仏国でMOX燃料を製造することを検討しております。
MOX燃料加工契約については、MOX燃料の設計、ウラン燃料加工等を行っている株式会社グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(GNF−J、神奈川県横須賀市)を元請会社とすることで検討しております。
このため、当社は、GNF−Jが契約先として適切であるかを契約前に評価するために、明日16日に監査を実施することといたしました。
今回は、元請会社であるGNF−Jに対して監査を実施いたしますが、GNF−JがMOX燃料製造を委託する予定である仏国のメロックス社に対しても、当社は、今後、監査を実施することとしております。
なお、GNF−Jに対する監査結果のとりまとめには、1ヶ月程度を要する予定です。
当社は、引き続き、積極的な情報公開に努めるとともに、適切な品質保証活動に万全を期し、安全を最優先にプルサーマル計画を着実に推進してまいります。
・監査の概要
GNF−Jが、MOX燃料設計、製造管理等の加工契約先として適切であるかを評価するため、技術的能力、ISO9001(品質マネジメントシステムの国際規格)に基づく品質マネジメントシステムの構築状況、供給実績等を契約前に確認する。
以上
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