プレスリリース

女川原子力発電所1号機における誤信号による非常用炉心冷却系の作動について

平成21年 2月20日

 平成21年2月19日23時37分頃、定期検査中の女川原子力発電所1号機(沸騰水型、定格電気出力52万4千kW)において、一部の非常用炉心冷却系*1が誤信号により作動しました。
 原因は、非常用炉心冷却系に信号を送る系統の点検を実施していたところ、操作を誤ったため、実際には原子炉の水位が低下していなかったにもかかわらず、原子炉水位低の誤信号が発生したことによるものです。

 なお、非常用炉心冷却系が作動し、水が原子炉内に注入されたことから、原子炉内の水位が上昇、一部が原子炉格納容器内に漏れました*2が、水は原子炉格納容器外には漏出しませんでした。

 

 この事象による発電所周辺への放射能の影響はありません。
 また、本事象は法律に基づく報告事象ではありません。

以上

*1 非常用炉心冷却系とは、原子炉に冷却材喪失が起こった時などに、炉心を冷却するための系統。今回作動したのはその一部である炉心スプレイ系です。

*2 漏れた量は約6リットル。

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