プレスリリース

地震による原子力発電所への影響について(5時現在・最終)

平成20年 7月24日

  本日、0時26分頃に発生した岩手県沿岸北部を震源とする震度6強の地震による女川原子力発電所および東通原子力発電所の状況は以下のとおりです。

  地震発生後、巡視による設備点検を実施しましたが、安全上重要な設備を含む設備に被害や水漏れは確認されませんでした。

 

1.原子力発電所の停止状況

   女川原子力発電所1号機 定期検査のため停止中

   女川原子力発電所2号機 運転継続中

   女川原子力発電所3号機 運転継続中

 

   今回、女川で観測された地震動の加速度の最大は63ガルでした。

                 (自動停止に至る設定値は200ガル)

 

   東通原子力発電所1号機 運転継続中(定期検査における調整運転中)

 

   今回、東通で観測された地震動の加速度の最大は18ガルでした。

                 (自動停止に至る設定値は200ガル)

 

                           (お知らせ済み)

 

2.外部への放射能の影響

 5時00分現在、女川原子力発電所および東通原子力発電所の排気筒モニタ、放水口モニタ、モニタリングポストに有意な変化はありません。

 

3.設備の被害状況など

 女川原子力発電所および東通原子力発電所において、巡視による設備点検を実施しました(4時55分終了)が、安全上重要な設備を含む設備に被害や水漏れは確認されませんでした。

 

なお、設備被害ではありませんが、地震の影響により次の事象を確認しました。

 ○女川原子力発電所1号機において燃料プール冷却浄化系ポンプ*12台運転中のところ1台が停止しましたが、1時16分に再起動し異常のないことを確認しました。

 ○女川原子力発電所の焼却炉設備の焼却炉排ガスブロワ*2が停止しましたが、0時40分に再起動し異常のないことを確認しました。

 これらの事象はプラントの運転に影響を与えるものではありません。

 

*1 燃料プール冷却浄化系ポンプとは、使用済燃料を貯蔵しているプールの水質維持および冷却のため、使用済燃料プールの水を循環させるためのポンプ。

 

*2 焼却炉排ガスブロワとは、焼却炉内で発生する排ガスを焼却炉建屋排気口に導く排風機。

 

                                                                                     以 上

 

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