プレスリリース

女川原子力発電所1号機の原子炉再循環系配管の点検状況について

平成20年 7月23日

 当社、女川原子力発電所1号機(沸騰水型軽水炉、定格電気出力52万4千キロワット)は、平成20年2月14日から実施している第18回定期検査において、原子炉再循環系配管等の溶接継手部※1のうち、47箇所について、応力腐食割れ対策※2を行う前の検査として超音波探傷検査※3を実施しております。
 本日までに29箇所の検査を実施した結果、1箇所の溶接継手部に長さ27mm、深さ3.8mmのひびを確認しました。
 今後、残りの溶接継手部についても、超音波探傷検査を継続して実施してまいります。
 なお、ひびが確認された配管の対応については、総合的に検討してまいります。

以上

※1 今回の定期検査において超音波探傷検査を実施するのは53箇所。そのうち、47箇所について、今回、応力腐食割れ対策を行う予定であり、残り6箇所は過去に応力腐食割れ対策を実施済み。

※2 応力腐食割れ対策
 配管内面を通水冷却しながら、配管に巻きつけたコイルで外面を加熱すること(高周波誘導加熱法)で引張り残留応力(溶接時の熱の影響により配管自体に残る応力)を低減したり、または配管内面を耐食性のある材料で覆うこと。

※3 超音波探傷検査
 配管材料中の欠陥を検出するための検査で、欠陥の有無により超音波の跳ね返り(エコー)が違うことを利用した検査。

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