プレスリリース

女川原子力発電所1号機の第18回定期検査の開始について

平成20年 2月14日

 女川原子力発電所1号機は、平成20年2月14日(木)午前1時00分に発電を停止し、予定どおり第18回定期検査に入りましたのでお知らせいたします。
 定期検査の期間は、約10ヵ月の予定です。

 なお、発電停止後の原子炉停止操作過程において、原子炉内の中性子の量を監視している6チャンネルある中間領域モニタ(IRM)*1の1チャンネルに動作不良が発生しましたが、最大2チャンネルバイパス*2が可能なため、当該チャンネルをバイパスした後、原子炉停止操作を再開し、5時36分に原子炉を停止いたしました。また、環境への放射能の影響はありません。

以上

【参考】
<女川原子力発電所1号機の概要>

・所在地 宮城県牡鹿郡女川町および石巻市
・定格電気出力 52万4千キロワット
・原子炉型式 沸騰水型軽水炉(BWR)
・運転開始 昭和59年6月1日

<当社原子力発電所の現況>
○女川原子力発電所
 1号機(定格電気出力52万4千キロワット)本日より第18回定期検査開始
 2号機(定格電気出力82万5千キロワット)平成19年10月11日から定期検査中
 3号機(定格電気出力82万5千キロワット)運転中

○東通原子力発電所
 1号機(定格電気出力110万キロワット)運転中

*1中間領域モニタ(IRM)とは
 原子炉起動・停止時などの原子炉低出力状態において、原子炉内の中性子の量を常時計測する設備。過大な中性子量を検知した場合、原子炉スクラム信号などを発信する機能を有している。女川1号機の原子炉内には全6チャンネル(A〜Fチャンネル)を有し、1系列3チャンネルずつで2系列に分かれている。
 そのうち、中性子の量に応じ、レンジ1〜10に切り替える機能がある。

*2バイパスとは
 中間領域モニタ(IRM)を1チャンネルずつ点検等を行うために制御回路から切り離す機能のこと。
 本モニタは全6チャンネル(A系3チャンネル、B系3チャンネル)有し、1系ごとに1チャンネルバイパス可能となっている。

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