プレスリリース

女川原子力発電所3号機気体廃棄物処理系における水素濃度の上昇に伴う原子炉停止について

平成19年11月10日

当社女川原子力発電所3号機(沸騰水型、定格電気出力82万5千kW:宮城県牡鹿郡女川町、石巻市)については、本日(11月10日)発電再開したところですが(平成19年11月10日お知らせ済み)、12時11分、気体廃棄物処理系「排ガス除湿冷却器出口水素濃度高(※1)」警報が発生いたしました。(除湿冷却器出口の水素濃度が0.4%から、計器上限(5%)に上昇)

警報発生後、気体廃棄物処理系流量(※2)が上昇(7.2m3/時→27.1m3/時)いたしました。

以上のことから、原因を調査するために、運転手順書に基づき、15時19分、原子炉を手動で緊急停止いたしました。

その他のパラメーターに有意な変化はありません。

なお、本事象による発電所周辺への放射能の影響はありません。

 

以 上

 

※1 「排ガス除湿冷却器出口水素濃度高」警報

 排気する気体中の水素濃度を監視するためのもの。

 

※2 気体廃棄物処理系

気体廃棄物処理系とは、復水器に流入する気体状の放射性物質を減衰させる系統。

 

【参 考】

<女川原子力発電所3号機の概要>

・所 在 地 宮城県牡鹿郡女川町および石巻市

・定格電気出力 82万5千キロワット

・原子炉型式 沸騰水型軽水炉(BWR)

・運転開始 平成14年1月30日

 

 

<当社原子力発電所の現況>

○女川原子力発電所

1号機(定格電気出力52万4千キロワット)運転中

2号機(定格電気出力82万5千キロワット)平成19年10月11日から定期検査中

3号機(定格電気出力82万5千キロワット)平成19年 5月10日から定期検査中

11月  7日 18時05分 起動

11月10日 00時10分 発電再開

 

○東通原子力発電所

1号機(定格電気出力110万キロワット)運転中

 

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