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5月臨時社長記者会見概要2023年 5月16日 ○樋口社長からの説明事項 当社は、本日、経済産業大臣に、小売規制料金の値上げに関する補正申請をいたしました。 これにより、規制部門のお客さまの電気料金につきまして、2023年6月1日から、平均で25.47パーセントの値上げを実施させていただきたいと考えております。 なお、小売規制料金の値上げは、2013年9月の電気料金改定以来、10年ぶりとなります。 〇小売規制料金の補正申請の概要について これまでもお知らせしてまいりましたとおり、当社におきましては、2021年、2022年に立て続けに発生した福島県沖を震源とする地震の影響などにより、財務基盤が毀損する中、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻を受け、輸入燃料価格等が大幅に高騰しました。 このため、昨年6月以降、燃料費調整制度における上限価格を上回る分の当社負担額が継続的に増加し、このままでは、安定供給に支障を来しかねないことから、大変苦渋の決断ではございましたが、昨年11月、小売規制料金につきまして、平均32.94パーセントの値上げを申請しておりました。 その後、電力・ガス取引監視等委員会の料金制度専門会合における審査や公聴会、消費者庁と経済産業省の協議などを経て、本日、物価問題に関する関係閣僚会議が行われ、経済産業省より、査定方針が示されました。 これを受けまして、当社は、値上げ幅を、平均25.47パーセントに見直したうえで、先ほど、経済産業大臣に、規制料金値上げに関する補正申請を行ったものです。 なお、値上げの実施予定日につきましては、6月1日を予定しております。 契約種別により値上げ率は異なりますが、一般的なご家庭向けの従量電灯Bのモデルケースである、契約電流30アンペア、ご使用量260キロワットアワーのお客さまの場合、現在のお支払額から2,110円、率にして26.27パーセントの値上げとなります。 また、今回の小売規制料金の値上げにあたりましては、燃料費調整制度の基となる、基準燃料価格も見直しております。 今回の小売規制料金の値上げの内容につきましては、認可をいただいた後、当社ホームページや新聞広告などを通じて幅広くお知らせするとともに、お客さまとのあらゆる接触機会を通じて、丁寧にご説明してまいります。 当社といたしましては、これまでに、公聴会などを通じて、皆さまから賜りましたご意見・ご指摘を真摯に受け止め、引き続き、徹底した経営効率化に取り組み、お客さまに安定的に電力をお届けするとともに、少しでもお客さまのご負担軽減につながるよう、電気の効率的なご利用方法などのご提案に取り組んでまいります。 〇低圧自由料金の見直しについて 昨年11月にお知らせしておりましたとおり、今回の料金値上げの対象となる規制部門のお客さまに加えまして、同じ低圧の自由化部門のお客さまにご契約いただいている自由料金につきましても、小売規制料金の値上げに伴い、2023年6月1日から、見直しを行うこととしております。 低圧自由料金につきましても、規制料金と同様、ネットワーク設備の利用料金である「託送料金」の値上げ分を含めて、規制料金の補正申請の内容を反映いたします。 なお、お客さまへの影響につきましては、ご契約種別や、電気のご使用状況によって異なります。 例えば、規制料金の従量電灯Bにあたる自由料金プランである「よりそう+eねっとバリュー」の場合、基本料金は、10アンペアあたり39.60円の値上げとなりますが、電力量料金は、2022年11月以降、燃料費調整制度における上限価格を上回る分を既にご負担いただいている、現在の状況と比較すると、1キロワットアワーあたり0.67円の値下げとなります。 こうした料金単価の見直しに加えまして、オール電化向けの料金プランなど、夜間単価を設定している料金プランにつきましては、昼間と夜間の単価差の見直しを行います。 こちらにつきましても、何卒ご理解賜りますよう、お願いいたします。 本日、私からは以上です。 以 上 (注)樋口の「樋」は、一点しんにょう 「プレスリリース本文のPDFファイルはこちら」
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