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1月定例社長記者会見概要2023年 1月31日 ○樋口社長からの説明事項 本日もお忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。 私からは、「2022年度第3四半期決算および2022年度業績予想」について、ご説明いたします。 ○新電力等のお客さま情報の取り扱いに係る調査結果について テーマに入ります前に、新電力等のお客さま情報に関する不適切な取り扱いについて触れさせていただきます。 これまでの調査の結果、新規のお客さまの獲得などの営業活動を目的とした閲覧ではないものの、計20事業所、130名の従業員が新電力等のお客さま情報を閲覧したことがあることを確認しております。 当社といたしましては、電力自由化における事業運営に疑念を与えるとともに、地域やお客さまとの信頼関係にも影響しかねない事案として、大変重く受け止めており、深くお詫び申し上げます。 本事案を受けまして、私から従業員に対しメッセージを発信し、地域やお客さまからの信頼が当社事業の根幹であり、今一度、企業倫理・法令遵守の徹底に取り組んでいく必要があることを伝えております。 また、今回の事案に対する調査体制につきましても、1月27日付けで、私を委員長とする「企業倫理・法令遵守委員会」が直接関与する体制に変更しております。 この体制のもと、引き続き、徹底した調査を実施し、根本原因分析を実施したうえで、実効性ある再発防止対策を策定し、改善に努めてまいります。 〇2022年度第3四半期決算および2022年度業績予想について それでは、「2022年度第3四半期決算および2022年度業績予想」について、ご説明いたします。お手元の東北電力情報をご覧ください。 <2022年度第3四半期決算> はじめに、当社の販売電力量は、節電の影響や競争に伴う契約の切り替えなどにより小売の販売電力量が減少したことや、エリア外への卸売の販売電力量が減少したことなどから、前年同期に比べ0.7%減の、593億kWhとなりました。 売上高は、燃料費調整額が増加したことなどから、2兆1,324億円となり、前年同期に比べ、7,334億円の増、率にして52.4%増の、「増収」となりました。 次に、経常損益については、燃料価格の高騰や円安の影響に加え、卸電力取引市場の価格の上昇により、電力調達コストが大幅に増加したことなどから、前年同期に比べ、2,335億円減少し、2,231億円の損失となりました。 また、親会社株主に帰属する四半期純損益は、前年同期に比べ、2,328億円減少し、2,303億円の損失となりました。 こうしたことから、第3四半期としては、2018年度以来4年ぶりの「増収減益」となり、経常損益、親会社株主に帰属する四半期純損益ともに、四半期決算を開始した2003年度以降で最大の損失となりました。 <2022年度業績予想> 2022年度の業績予想について、足元の需給状況などを踏まえ、2022年7月29日に公表した売上高および各利益の見通しを修正いたしました。 連結業績予想における売上高は、燃料価格の高騰に伴う燃料費調整額の増加などにより、3兆800億円程度となる見通しです。 次に、経常損益につきましては、燃料価格の高騰や円安の影響、卸電力取引市場の価格上昇に伴う電力調達コストの増加などにより、2,400億円程度の損失となる見通しです。 また、親会社株主に帰属する当期純損益は、2,200億円程度の損失となる見通しです。 このような大幅な収支悪化により、財務基盤が大きく毀損していることから、当社は非常に厳しい経営環境にあります。 当社といたしましては、財務基盤の回復に向け、昨年12月に営業運転を開始した上越火力発電所や、福島県沖地震による被害から復旧した火力発電所も活用しながら、引き続き、需給最適化に取り組み、燃料や電力調達コストの低減をより一層進めてまいりたいと考えております。 さらに、資材・役務調達コストの低減など、最大限の経営効率化を企業グループ全体で徹底するとともに、女川原子力発電所2号機の再稼働に向けて安全を最優先に全力で取り組んでまいります。 〇今冬の需給状況(節電の取り組みに対する御礼)について 最後になりますが、今冬の需給状況について、触れさせていただきます。 今冬の電力需給については、昨年の夏に続き、国から「節電要請」が出されるなど、厳しい需給状況が想定されていたところです。 先週には、強い寒波の襲来により、電力需要が高まる状況もありましたが、これまでのところ、比較的需給が安定した状態が続いております。 お客さまにおかれましては、電気料金の上昇に加え、節電の取り組みについても、ご負担をおかけしておりますが、これまで安定供給を維持できているのは、お客さまに無理のない範囲で、できる限りの節電にご協力をいただいているおかげと考えております。 これまでのお客さまのご理解とご協力に対しまして、この場をお借りしまして、あらためて御礼を申し上げます。 今しばらく電力需給につきまして、予断を許さない状況が続くものと考えておりますが、お客さまにおかれましては、引き続き、無理のない範囲で、できる限りの節電にご協力をいただきますよう、お願いいたします。 本日、私からは以上です。 以 上 (注)樋口の「樋」は、一点しんにょう 「プレスリリース本文のPDFファイルはこちら」
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