プレスリリース

6月定例社長記者会見概要

2022年 6月28日

〇樋口社長からの説明事項

 本日もお忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。私からは、「第98回定時株主総会の開催結果」について、ご説明させていただきます。


〇電力の需給について
 本題に入ります前に、電力の需給について触れさせていただきます。


 昨日お知らせいたしましたとおり、明日の東北エリアは、電力需給が非常に厳しい見通しとなっておりましたが、追加の供給力対策など、需給状況の改善を図った結果、5%以上の予備率を確保できる見込みとなりました。


 節電にご協力いただいておりますことに、この場をお借りして御礼を申し上げます。
 また、報道機関の皆さまにおかれましては、広く地域の皆さまにお知らせいただき、改めて感謝申し上げます。


 この需給状況について、東北電力ネットワークの山田常務より、説明させていただきます。


【東北電力ネットワーク山田常務からの説明】
 東北電力ネットワークの山田でございます。


 「需給ひっ迫準備情報」の発信に伴い、節電へのご協力等を賜りまして、改めて御礼申し上げます。


 樋口社長から説明がありましたとおり、明日の電力需給は、昨日の断面で予備率が5%を下回る見通しとなっておりました。そのため、需給ひっ迫準備情報の発信後、小売事業者による供給力の積み上げ、隣接会社との調整などを踏まえ、電力の需給バランスについて精査を進めた結果、東北エリアとして6.1%を確保できる見通しとなりました。


 この結果、予備率が5%を下回った場合に国から出される「電力需給ひっ迫注意報」の発令には、至っておりません。


一方で、今後も気象状況の急激な変化等により、需給状況が厳しくなる可能性もございますので、熱中症にならないようご留意いただきながら、引き続き、無理のない範囲での節電にご協力をお願いいたします。
 私からの説明は以上です。


【樋口社長からの説明】
 まもなく夏本番を迎えますが、この夏は全国的に電力需給が厳しい見通しとなっておりますので、当社としては、供給力の確保に向け、まずは3月の地震で設備被害を受けた火力発電所の復旧に全力で取り組んでまいります。


 地震の影響により自動停止した火力発電所は、すべて、先月までに運転を再開しておりますが、地震発生時には点検で停止中であった発電所のうち、地震による設備被害が確認された仙台4号については 7月11日、原町2号については7月13日の運転再開を目指し、補修作業を進めているところです。


 そのほか、相馬共同火力新地発電所でも地震による被害が確認されておりますが、復旧時期は、新地1号が2022年12月31日、新地2号が2023年3月31日を見込んでおり、当社としても、できる限りの協力を行っているところです。


 設備被害を受けた火力発電所の復旧に加え、引き続き、緊張感を持ちながら、各発電所の安定運転・トラブルの未然防止や燃料の安定調達に努めてまいります。


 また、当社では、「省エネ」の取り組みをサポートし、お客さまの家計の負担軽減を応援する「夏の省エネチャレンジキャンペーン」を実施しているところです。

 こうしたキャンペーンは、当社として初めての取り組みとなりますが、当社ホームページにおいて、ご家庭で簡単にできる省エネ方法もご紹介しておりますので、ぜひ多くの皆さまにご参加いただきたいと考えております。


〇第98回定時株主総会の開催結果について
それでは、引き続き「第98回定時株主総会の開催結果」についてご説明いたします。


 当社からは、第1号議案として「剰余金の処分」、第2号議案として「株主総会資料の電子提供措置に係る定款の一部変更」、第3号議案および第4号議案として、「監査等委員を含めた取締役の選任」についてお諮りし、原案のとおりご承認をいただきました。


 一方、一部の株主さまからは、いずれも定款の一部変更に関して、「脱原発会社宣言」、「原子力発電所再稼働に先立つ特定重大事故等対処施設の設置」、「原子力損害賠償保険、原子力財産保険への加入」、「放射性廃棄物の処理・処分の確定」、「相談役及び顧問等の廃止」、「日本原子力発電株式会社からの資金回収」についてご提案がございました。


 これらのご提案に対して、議案ごとに取締役会の意見を説明のうえ、反対である旨を申し上げさせていただきました。

 この結果、株主の皆さまから当社の意見にご支持をいただき、すべて否決されております。
 なお、取締役会の意見の詳細については招集通知に記載しておりますので、ここでの説明は省略させていただきます。


 以上が、各議案の採択結果でありますが、本日の株主総会では、付議された議案以外にも、株主の皆さまから多くのご発言をいただきました。


 当社といたしましては、頂戴した貴重なご意見を事業運営に生かしながら、引き続き、様々な経営課題に的確に対応してまいりたいと考えております。


 本日、私からの説明は以上です。

以上


(注)樋口の「樋」は、一点しんにょう



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