プレスリリース

10月定例社長記者会見概要

2021年10月28日

〇樋口社長からの説明事項

 本日もお忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。


 私からは、「2021年度第2四半期決算」に加えまして、「東北電力グループサステナビリティ方針の制定」ならびに、「東北電力フロンティア、東北電力ソーラーeチャージによる新たなサービスやキャンペーン」について、ご説明させていただきます。


〇2022年3月期(2021年度)第2四半期決算について

 はじめに、2021年度の第2四半期決算について、ご説明いたします。


 当社の販売電力量は、新型コロナウイルスの影響で大幅に減少した前年同期からの反動などにより、小売の販売電力量が増加したものの、市場取引における卸売が減少したことなどから、前年同期に比べまして2.2パーセント減の、391億キロワットアワーとなりました。


 売上高は、「収益認識に関する会計基準」の適用による影響などから、8,731億円となり、前年同期に比べ1,649億円の減、率にして15.9パーセント減の、「減収」となりました。


 なお、この会計基準の適用による利益への影響はありません。


 次に、経常利益については、今年度より、減価償却方法を定率法から定額法に変更したことにより、減価償却費が減少したものの、燃料費調整制度のタイムラグ影響や、福島県沖地震による火力発電所の停止影響による、一時的な要因があったことなどから、399億円となり、前年同期に比べ406億円の減、率にして50.4パーセント減の「減益」となりました。


 また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、関係会社株式等の売却益75億円を特別利益に計上したことから、342億円となり、前年同期に比べ、219億円の減、率にして39.0パーセントの減となりました。


 なお、東北電力グループ中長期ビジョン「よりそうnext」において、財務目標として設定している連結キャッシュ利益は、当四半期においては、1,757億円となりました。


 引き続き、2024年度において、3,200億円以上とする目標の達成を目指してまいります。


〇2021年度業績予想について
 2021年度の業績予想につきましては、7月30日にお知らせしました数値からの変更はございません。


〇2021年度配当予想について

 中間配当につきましては、本日の取締役会において、「1株当たり20円」とさせていただきました。


 また、期末配当についても、「1株当たり20円」とさせていただく予定としております。


 以上が、2021年度第2四半期決算の概要でありますが、世界的に燃料価格が高騰していることに加え、今後の新型コロナウイルスによる影響が不透明であること、また、厳しい競争環境が継続していることなどから、当社の経営環境は、引き続き、厳しい状況にあるものと受け止めております。


 引き続き、販売拡大や構造的なコスト削減による競争力強化に取り組んでまいります。


〇「東北電力グループにおけるサステナビリティ方針の制定」について
 続いて、「東北電力グループサステナビリティ方針の制定」についてご説明いたします。


 当社は、気候変動問題や自然災害の激甚化、特に東北6県および新潟県で顕著な人口減少や少子高齢化など、顕在化している持続可能性、いわゆるサステナビリティに係るさまざまな社会課題の解決に取り組むため、本日、新たに「東北電力グループサステナビリティ方針」を制定いたしました。


 方針の実現に向けた取り組みを強化するため、「サステナビリティ推進会議」を新たに設置するとともに、牽引役となるサステナビリティ担当役員を山本副社長に委嘱いたしました。

 「サステナビリティ推進会議」は、社長の私が議長を務め、東北電力と東北電力ネットワークの全役員がメンバーとなって、サステナビリティに係る社会課題への東北電力グループの取り組みを幅広く審議してまいります。

 また、取締役会の監督も受けることとし、ガバナンスの強化を図ってまいります。


 当社は、新しい方針と体制のもと、サステナビリティに係る取り組みを経営の中核に据え、東北電力グループ中長期ビジョン「よりそうnext」の実現や、「東北電力グループカーボンニュートラルチャレンジ2050」への挑戦をいっそう加速させてまいります。


 そして、私のリーダーシップの下、東北電力グループが一丸となり、事業を通じて社会課題を解決し、東北6県および新潟県、ひいては社会全体の持続的な発展に貢献するとともに、中長期的に当社グループの企業価値を向上させてまいります。


〇東北電力フロンティアによる「シンプルでんき with Netflix」スタートキャンペーンの実施、および東北電力ソーラーeチャージと連携した「あおぞらチャージサービス with シンプルeでんき」の販売開始について

 続きまして、東北電力フロンティアの新たなサービスやキャンペーン等についてご紹介させていただきます。


 東北電力フロンティアは、既にお知らせしておりますとおり、11月1日から「シンプルでんき with Netflix」のサービス提供を開始いたしますが、これを記念して、新たに11月1日から12月31日までスタートキャンペーンを実施することといたしました。


 本キャンペーンは、「シンプルでんき with Netflix」のご契約をお申込みいただいたお客さまに、もれなく5,000円相当分の共通ポイント等に交換できる「フロンティアeポイント」を進呈するほか、抽選で合計5,550名様に豪華賞品をプレゼントするものです。ぜひ、多くの方にご利用をご検討いただければと考えております。


 東北電力フロンティアでは、新たな「シンプルでんき with Netflix」にご加入いただいたお客さまにご利用いただける5つのオプションサービスをご用意いたしました。


 これらのサービスのうち、「パーソナライズコーヒーの定期便サービス」は、当社グループとして初めてご提供するサービスとなります。

また、「シンプルでんき with Netflix」にご加入いただいたお客さまの特典として、最初の月の料金が半額になるなど、お得にご利用いただくことができます。


 他のオプションサービスについても、特典をご用意しておりますので、この機会に、パートナー企業と連携した、くらしを彩る新たなオプションサービスのご利用もご検討いただきたいと考えております。


 東北電力フロンティアでは、今後、子育てファミリーを応援するサービスなども順次リリースしていくこととしております。ぜひご期待ください。


 東北電力フロンティアは、同じく11月1日から、太陽光発電・蓄電システムを活用したエネルギーサービスを提供する東北電力ソーラーeチャージとともに、新たに「あおぞらチャージサービス withシンプルeでんき」のパッケージ販売を開始いたします。


 東北電力ソーラーeチャージは、住宅を新築されるお客さまを対象に、初期費用をかけずに、毎月定額のサービス料金で太陽光発電・蓄電システムをお使いいただける「あおぞらチャージサービス」をご提供しております。


 「あおぞらチャージサービス」の太陽光・蓄電システムでまかないきれない電気については、今回新たに設定した電気料金プラン「シンプルeでんき」でお届けいたします。


 この「シンプルeでんき」には、基本料金が0円などのプランもあり、お客さまのライフスタイルに合わせてお得にご利用いただくことができます。


 これらを「あおぞらチャージサービス with シンプルe でんき」としてパッケージでお届けすることで、お客さまに、「エコ」で「安心」な生活をご提供するとともに、次世代エネルギーサービスとして、カーボンニュートラルにも貢献していきたいと考えております。


 当社グループでは、今後もグループ一体となってお客さまの豊かさの最大化や社会課題の解決に貢献できるサービスを幅広くご提供してまいります。



 本日、私からの説明は以上です。

以上


(注)樋口の「樋」は、一点しんにょう




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