プレスリリース

11月定例社長記者会見概要

2020年11月18日

〇樋口社長からの説明事項

 本日は、お忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。

 先ほど、宮城県庁におきまして、村井宮城県知事、須田女川町長、亀山石巻市長より、再稼働に向けた新規制基準への適合性審査の申請の際に申し入れをしておりました、女川原子力発電所2号機の原子炉設置変更許可に係る事前協議について、ご了解をいただきました。

 2013年12月26日に、事前協議の申し入れをさせていただいてから本日に至るまで、関係者の皆さまにおかれましては、7年近くにわたり、各議会や安全性に関する検討会をはじめ、発電所のご視察などを通じ、女川原子力発電所の安全対策について真摯なご議論、ご確認を積み重ねていただきました。

 これまでのご対応に改めて敬意を表しますとともに、当社を代表して深く感謝を申し上げます。

 先般の三者会談において、知事から「苦渋の決断」とのお言葉があったとおり、今回のご判断につきましては、再稼働に対して、様々なご意見がある中、非常に重いご判断をいただいたものと受け止めております。


 当社では、女川原子力発電所2号機の運転再開を、単なる再稼働ではなく、発電所をゼロから立ち上げた同1号機建設当時の先人たちの姿に学び、地域との絆を強め、東京電力福島第一原子力発電所事故を教訓に、新たに生まれ変わるとの決意を込めて「再出発」と位置付けております。


 今回の事前了解において頂きましたご要請を、しっかりと受け止め、原子力発電所の「安全対策に終わりはない」という確固たる信念のもと、引き続き、女川原子力発電所の安全性向上に向けて不断の努力を積み重ねてまいります。


 また、一人でも多くの方からご信頼、ご理解をいただけるよう、今後とも引き続き、分かりやすく丁寧な情報発信に努めながら、早期の再稼働に向け、全力で取り組んでまいります。

 守るべきものは「信頼」、変えるべきものは「意識」。これは、私が日ごろから社員に対して伝えているメッセージです。私どもの事業活動の基盤となるのは「信頼」です。地域の皆さまから信頼され、地域に貢献する発電所となるよう、揺るぎない信念を持って、私のリーダーシップのもとで「再出発」していく所存です。


 本日、私からは以上です。


以上


(注)樋口の「樋」は、一点しんにょう


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