2025年3月期(2024年度)決算および2026年3月期(2025年度)業績・配当予想について

2025.04.30

経営・財務

当社は、本日、2025年3月期(2024年度)決算および2026年3月期(2025年度)業績・配当予想についてとりまとめました。


【2024年度決算について】

販売電力量(全体)は、当社において、卸電力市場取引の増加などにより販売電力量(卸売)が増加したものの、競争の進展による契約の切り替えなどにより販売電力量(小売)が減少したことなどから、780億kWh(前年度比1.6%減)となりました。

売上高は、燃料価格の低下による燃料費調整額の減少などから、2兆6,449億円となり、前年度に比べ、1,729億円(6.1%)の減収となりました。

経常利益は、女川原子力発電所2号機の再稼働による収支改善があったものの、収支悪化要因として、燃料費調整制度のタイムラグ影響による差益の減少があったことなどから、前年度に比べ、352億円(12.1%)減の2,567億円となりました。

親会社株主に帰属する当期純利益は、前年度に比べ、432億円(19.1%)減の1,828億円となりました。


【2025年度業績予想について】

2025年度の事業展開にあたり、卸電力取引市場の価格の落ち着きなどを背景に、東北エリアにおいても競争が活発化してきており、資材費や労務費の上昇によるコスト増加の影響も顕在化してきております。

また、足元では米国の関税政策の影響により、為替や燃料価格の不透明感が増すなど、当社グループを取り巻く事業環境は従来よりも速度を上げて変化を続けており、不確実性が高まっている状況にあります。

こうした環境を踏まえると、売上高は、2兆4,500億円と、前年度に比べ「減収」となる見通しです。

また、経常利益についても、女川2号機の稼働増等による収支改善効果はあるものの、燃料費調整制度のタイムラグ影響による差益の減少、支払利息の増加、物価高騰等に伴うコスト増加や、市場・販売環境の変化などにより、前年度に比べ減少し、1,900億円程度の利益となる見通しです。

なお、親会社株主に帰属する当期純利益は、1,350億円程度となる見通しです。


【2025年度配当予想について】

配当については、安定的な配当を行うことを基本に、当年度の業績や中長期的な収支見通しなどに加え、株主資本配当率(DOE)2%を目安に財務基盤の回復とのバランスも勘案し、中間配当・期末配当ともに、「1株あたり20円」とさせていただく予定です。

なお、決算および業績・配当予想の概要などについては、別紙のとおりです。


以  上