2025年3月期(2024年度)第3四半期決算および2025年3月期(2024年度)業績・配当予想について
2025.01.31
経営・財務
当社は、本日、2025年3月期(2024年度)第3四半期決算および2025年3月期(2024年度)業績・配当予想についてとりまとめました。
【連結経営成績について】
販売電力量(全体)は、当社において、卸電力市場取引の増加などにより販売電力量(卸売)が増加したものの、競争の進展による契約の切り替えなどにより販売電力量(小売)が減少したことなどから、558億kWh(前年同期比 1.0%減)となりました。
売上高は、燃料価格の低下による燃料費調整額の減少などから、1兆9,204億円となり、前年同期に比べ、1,358億円(6.6%)の減収となりました。
経常利益は、燃料費調整単価の上限超過解消による収支改善影響があったものの、収支悪化要因として、燃料費調整制度のタイムラグ影響による差益の減少があったことなどから、前年同期に比べ、953億円(34.2%)減の1,835億円となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期に比べ、683億円(34.8%)減の1,279億円となりました。
【業績予想について】
業績予想は、燃料価格が低位に推移し、燃料費調整制度のタイムラグ影響が差損から差益に改善したほか、燃料調達の工夫などによる効率化の深掘りなどが見込める状況になったことにより、2024年4月30日に公表した売上高および各利益の見通しを修正いたしました。
連結業績予想における売上高は、燃料価格の低下による燃料費調整額の減少などにより、2兆6,300億円程度(対前回予想比7.1%減)となる見通しです。
経常利益は、女川2号機の再稼働工程見直しによる燃料費の増加があったものの、燃料価格が低位に推移し、燃料費調整制度のタイムラグ影響が差損から差益に改善したことや、燃料調達の工夫などによる効率化の深掘りが見込めることなどから、2,000億円程度(対前回予想比5.3%増)となる見通しです。
親会社株主に帰属する当期純利益は、1,400億円程度(対前回予想比7.7%増)となる見通しです。
【期末配当予想について】
当年度においては、2024年12月26日に女川原子力発電所2号機が営業運転再開を果たし、安定的に運転を継続している状況であることに加え、2024年度の業績について、当初想定を上回る見通しであり、当社の最優先課題である「財務基盤の早期回復」についても着実に進捗しております。
このような状況を総合的に勘案し、2024年度の期末配当予想につきましては、当初予定の「1株当たり15円」から5円増配し、「1株当たり20円」に修正することといたしました。
これにより、当年度の年間配当は、中間配当15円(実績)と合わせて「1株当たり35円」となる予定です。
なお、決算および業績・配当予想の概要などについては、別紙のとおりです。
以 上