樺山発電所のリパワリング工事の完了について〜次の100年の安定運転に向け、リパワリング工事を実施〜

 当社樺山(かばやま)発電所(秋田県湯沢市、最大出力340kW)は、2023年7月から実施していたリパワリング工事が完了し、本日、営業運転を開始いたしました。


 同発電所は1921年に運転を開始して以降、主に秋田県内における電力の安定供給に寄与してまいりました。しかしながら、運転開始から100年以上が経過し、高経年化が進むとともに、設備の部品調達も困難な状況になっていたことから、今後も継続して水資源を有効活用し、電力の安定供給に取り組んでいくため、リパワリング工事を進めてきたものです。


 今回の工事では全面的に機器の更新を行い、その中でも水車発電機を更新したことにより、メンテナンス性の向上による保守管理の省力化や、機器故障率の低減による停止期間の減少に寄与するものと考えております。また、水車発電機の効率が向上したことにより、年間で発電することが可能な電力量が約10%程度向上するものと見込んでおります。


 当社といたしましては、引き続き、樺山発電所の安定運転に努めるとともに、再生可能な純国産エネルギーである水力の有効活用に向けて、取り組んでまいります。


以 上


※ 主に、水車・発電機等の主要設備を一括更新する工事を指す。なお、工事に伴う出力の増減は問わない。