能代火力発電所3号機においてブラックペレット20%(重量比)の混焼を達成
2024.11.15
火力発電
当社は、11月13日から本日にかけて、能代火力発電所3号機(秋田県能代市、60万kW)において、ブラックペレット※の混焼試験を実施し、これまでで最大となる20%(重量比)の混焼を達成いたしました。
同発電所では、2021年3月に策定した“東北電力グループカーボンニュートラル チャレンジ2050”の取り組みの一環として、「火力の脱炭素化」に向け、ブラックペレットの混焼試験を進めており、2023年5月には同1号機でブラックペレット1%(重量比)の混焼を達成しております。(2023年11月29日お知らせ済み)
今回の混焼試験では、既存設備を改修せずに試験可能な最大量を20%(重量比)と試算し、昨年度よりも混焼率を向上させた場合の微粉炭機(ミル)での粉砕性や燃焼性等を確認いたしました。
また、船での海上輸送、既存の揚炭機(アンローダー)での荷揚げや貯炭場までの運搬などを行い、ブラックペレットを問題なく受け入れられることも確認しております。
当社といたしましては、これまでに得られた知見を活用し、他号機においてもブラックペレットの混焼試験を検討するなど、将来的な石炭火力の脱炭素化やカーボンニュートラルの実現に向けて、今後も積極的に取り組んでまいります。
- ※木材や植物を加熱して一定程度炭化させた燃料。従来のバイオマス燃料より高いエネルギーを有する
<能代火力発電所におけるブラックペレット混焼試験の概要>
対象号機 |
能代火力発電所3号機 |
所在地 |
秋田県能代市字大森山 |
燃料種 |
石 炭 |
出 力 |
60万kW |
試験日 |
2024年11月13日〜15日 |
混焼率 |
最大20%(重量比) |
以 上