プレスリリース

小売規制料金の値上げ認可に伴う「低圧自由料金の見直し」について

2023年 5月19日

 当社は、本日、小売規制料金の値上げについて国の認可を受けたことから、託送料金の変動分の反映を含めて見直すこととし、小売規制料金の実施日とあわせ、2023年6月1日から「低圧自由料金の見直し」を実施いたします。(2022年11月24日2023年5月16日お知らせ済み

 なお、「低圧自由料金の見直し」の具体的な内容は、以下のとおりです。


【低圧自由料金の「単価値上げ」】 

 規制料金については、国による査定を反映し値上げ幅が縮小する一方で、2023年4月に託送料金が見直されたことを受け、託送料金の変動分について基本料金および電力量料金に反映しております。

 これにともない、低圧自由料金についても規制料金の値上げ幅の縮小分を反映するとともに、託送料金の変動分を反映いたします。

 これにより、低圧自由料金のお客さまは、ご契約種別によって異なりますが、よりそうプラスeねっとバリューの場合、基本料金は10A(1kVA)あたり39.60円の値上げ、電力量料金は、燃料費調整制度における上限価格を上回る分をご負担いただいている、現在の状況と比較すると、1kWhあたり0.67円の値下げとなります。

 基本料金を値上げする一方、電力量料金は値下げするため、お客さまのご使用状況によっては値下げになる場合・値上げになる場合がありますが、この見直しにより、低圧自由料金のお客さまについては、現在のご負担水準から平均で1kWhあたり1.27円(3.53%)の値上げとなります。


【低圧自由料金において夜間単価を設定している料金プランの「昼夜間の単価差の見直し」】

 低圧自由料金のうち、夜間単価を設定している料金プランについては、「低圧自由料金の単価見直し」に加え、電気の使われ方や電気の供給に必要なコストの変化を踏まえ、「昼夜間の単価差の見直し」を行います。

 当社では、発電設備の効率的な利用、ならびにお客さまのライフスタイルに合わせた電気料金プランを提供する観点から、昼間の料金単価を割高に、夜間の料金単価を割安に設定した電気料金プランを提供してまいりましたが、近年では再エネの普及拡大、省エネの定着などにより昼夜における電気の使い方が大きく変化し、以前と比べて昼間と夜間の供給に係る発電コスト等の差が縮小しております。

 こうした需給構造の変化を料金単価に反映させることとし、電力量料金における1kWhあたりの夜間単価を4.95円引き上げ、昼間単価を1.98円引き下げます。

 なお、お客さまのご使用機器やライフスタイルによりその影響は大きく異なりますが、モデルケースの場合では、低圧自由料金の単価見直し分を含めて、5.7%〜19.0%程度の値上げとなります。


【燃料費調整制度における基準燃料価格等の見直しについて】

 規制料金の値上げにあたっては、最新の電源構成などを反映し、燃料費調整単価算定の基礎となる基準燃料価格・基準単価等の算定諸元を見直しております。

 低圧自由料金についても、規制料金と平仄を合わせる形で、燃料費調整単価算定の基礎となる基準燃料価格等の算定諸元の見直し等を行います。



 お客さまには、より一層のご負担をお願いすることにつきまして、何卒ご理解をいただきますようお願い申し上げます。

 当社といたしましては、引き続き徹底した経営効率化に取り組み、お客さまに 安定的に電力をお届けするとともに、少しでもお客さまのご負担軽減につながるよう、電気の効率的なご利用方法などのご提案に取り組んでまいります。


以 上


※夜間単価を設定している料金プランの「昼夜間の単価差の見直し」を含む低圧自由料金全体の値上げ率



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