プレスリリース

小売規制料金の値上げ認可について(社長コメント)

2023年 5月19日

 当社は、本日、経済産業大臣より、小売規制料金の値上げについて、認可をいただきました。

 これにより、規制部門のお客さまの電気料金について、2023年6月1日から、平均25.47%の値上げを実施させていただきます。


 当社は、2013年9月の電気料金改定以降、徹底した経営効率化に努め、規制部門のお客さまの電気料金については、その性質に鑑み、可能な限り現行の水準を維持するよう努めてまいりました。


 しかしながら、2021年および2022年に発生した福島県沖を震源とする地震により財務基盤が毀損する中、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻に伴う燃料価格や卸電力取引市場価格の高騰などの影響により、昨年6月以降、燃料費調整制度の回収上限額の超過分を当社が負担する、いわゆる「逆ザヤ」の状態が継続し、このままでは、電力の安定供給に支障を来しかねないことから、大変苦渋の決断ではありましたが、同11月24日に平均32.94%の小売規制料金の値上げを申請いたしました。


 その後、電力・ガス取引等委員会の料金制度専門会合における審査や公聴会、消費者庁と経済産業省の協議、物価問題に関する関係閣僚会議などを経て、2023年5月16日に経済産業省から示された査定方針に基づき、経済産業大臣に補正申請を行い、本日、認可をいただいたものです。


 当社といたしましては、認可をいただくまでの間に皆さまから賜りましたご意見・ご指摘を真摯に受け止め、引き続き、徹底した経営効率化に取り組み、お客さまに安定的に電力をお届けするとともに、少しでもお客さまのご負担軽減につながるよう、電気の効率的なご利用方法などのご提案に取り組んでまいります。


以 上


取締役社長 社長執行役員
樋口 康二郎


(注)樋口の「樋」は、一点しんにょう


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