プレスリリース

使用済太陽光パネルのリユース・リサイクル推進に向けた具体的な取り組みの開始について〜 PV CYCLE JAPAN「地域収集モデル検討委員会」宮城で実証事業を開始 〜

2022年11月15日

 当社が委員長を務めているPV CYCLE JAPAN※内の実行機関「地域収集モデル検討委員会」(以下、「本委員会」)は、使用済太陽光パネルのリユース・リサイクル推進に向けた取り組みを開始しております。

2022年8月3日お知らせ済み


 当社は、本日(11月15日)、本委員会の活動を通じて、使用済太陽光パネルのリユース・リサイクルに関する実証事業を開始いたします。


 将来、大量廃棄が見込まれる太陽光パネルについては、大規模な太陽光発電所だけでなく戸建て住宅などにも分散して設置されていることから、廃棄時の効率的な収集・運搬方法が課題となっております。また、最終処分場のひっ迫や不法投棄の回避、資源循環に貢献するための適正なリユース・リサイクルルートの構築が必要となっております。


 本委員会における実証事業では、宮城県内で廃棄される使用済太陽光パネルの集約拠点を設け、一時的に使用済太陽光パネルを保管したうえでリサイクル施設に運搬することで、集約拠点の設置による収集・運搬の効率化について検証いたします。


 加えて、集約拠点において、使用済太陽光パネルの性能検査を行うことで、使用済太陽光パネルのリユース事業の可能性についても検討を進めてまいります。


 当社は、再生可能エネルギー電源を持続的に運営していくためには、使用済太陽光パネルの大量廃棄という社会課題にも積極的に取り組んでいくことが重要と考えており、再エネ発電事業の開発から運用・保守、リプレースなどを含めたライフサイクル全般に関与し、再エネの導入拡大に努めてまいります。


以 上


※:PV CYCLE JAPAN(https://www.pvcj.jp/
 EUにおける使用済太陽光パネルの適正なリサイクル処理を推進する国際的非営利団体PV CYCLE(本部:ベルギー国)の日本パートナー。鉱物資源の研究開発や研修、学術・国際交流を行っている一般財団法人秋田県資源技術開発機構の一部門として、2021年1月に設立され、廃棄物処理業者や行政などと協力し、日本における使用済太陽光パネルのリユース・リサイクルを推進している。


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