プレスリリース

女川原子力発電所2号機における工事計画の認可を踏まえた安全対策工事完了時期の見直しについて

2022年 3月30日

 当社は、女川原子力発電所2号機の安全対策工事について、これまで2022年度の完了を目指してまいりましたが、2021年12月23日に工事計画の認可を受けたことを踏まえ、改めて工事工程を評価し、2023年11月の完了を目指していくことといたしました。


 これに伴い、本日、女川2号機の原子炉設置許可に係る変更の届出を原子力規制 委員会へ提出しております。 

安全対策工事の完了時期については、新規制基準適合性審査の過程で得られた知見・評価の設計への反映、工事の進捗状況など、様々な要因を総合的に勘案し、判断する必要があります。


 こうした中、先般の工事計画の認可をもって安全対策工事の内容が確定し、工事全体の工程をより詳細に見通せる状況となったことを踏まえ、作業における安全確保を大前提に、改めて工事の完了時期について評価いたしました。


 その結果、工事計画認可の審査において説明を行ってきた「圧力抑制室の耐震補強工事」などが工程に与える影響を考慮し、2023年11月の工事完了を目指して工事を進めていくこととしたものです。


 当社としては、今後とも、新規制基準への適合にとどまらず、原子力発電所のさらなる安全レベルの向上に向けた取り組みを着実に進めていくとともに、地域の皆さまからのご理解をいただきながら、再稼働を目指してまいります。


※原子炉格納容器の一部で、大量の水を常時貯蔵している円環形(ドーナツ状)の構造物。格納容器内の配管が破断し、蒸気が発生して圧力が上昇した場合などに、蒸気を圧力抑制室に導き冷却することで、原子炉格納容器の圧力を下げる。また、原子炉を冷却する機能が失われた場合に、非常用の冷却水を供給する役割も果たす。


以 上


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