再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業の開始について
2021.12.01
次世代エネ・グリーンエネ
当社は、経済産業省資源エネルギー庁による「令和3年度 蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業※1費補助金(再生可能エネルギー発電等のアグリゲーション技術実証事業のうち再生可能エネルギーアグリゲーション※2実証事業)」に、東芝ネクストクラフトベルケ株式会社(神奈川県川崎市、代表取締役社長:新貝 英己)をリーダーとするコンソーシアム※3の再エネアグリゲーター※4として参画しており、本日、コンソーシアム共同の共通実証を開始いたしました。
コンソーシアム参画企業が全体で実施する共通実証は次の3項目であり、本日から2022年2月まで実施する予定としております。
【共通実証項目】 |
当社は、「東北電力グループ カーボンニュートラルチャレンジ2050」の実現に向け、「電化とスマート社会実現」を重要な柱として位置付け、分散型エネルギーの普及拡大に加え、太陽光・風力などの再生可能エネルギーを束ね、地域のエネルギーの有効活用を図る再エネアグリゲーション事業を推進することとしております。
今回の取り組みを通じて、FIP制度※7への対応等、再エネアグリゲーターが太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギー発電設備を効率よく運用していくための知見を獲得してまいります。
以 上
※1 令和3年度 蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業
変動性の高い太陽光発電等の再生可能エネルギー発電設備と、蓄電池等の分散型エネルギーリソースを組み合わせ、需給バランスを確保するための発電量予測とリソース制御技術などの実証を行うことで、安定的かつ効率的な電力システムの構築と再生可能エネルギーの普及拡大を図ることを目的とした事業。
※2 再生可能エネルギーアグリゲーション
他社が保有する太陽光発電設備や風力発電設備などの再エネ発電設備について、その発電計画の作成やインバランスの低減、発電した電力量の取引代行などを行う事業。
※3 コンソーシアム
東芝ネクストクラフトベルケ株式会社がコンソーシアムリーダーとなり、当社を含む再エネアグリゲーター17社、実証協力者11社が参画している。
※4 再エネアグリゲーター
再生可能エネルギーアグリゲーションを実施する事業者。
※5 バランシンググループ
1つ以上の発電所や電気の使用場所を集約して、その発電計画や需要計画を作成し、インバランスを算定する単位。
※6 インバランス
発電量の予測値に基づき作成した計画値と、実際に発電した実績値の差。
※7 FIP(Feed-in Premium)制度
再生可能エネルギー発電事業者が発電した電気を、卸電力取引市場や相対取引で売電した場合に、割増金(プレミアム価格)として補助金を上乗せする制度。2022年4月からの開始が予定されている。