女川原子力発電所2号機の原子炉建屋における水の漏えいについて
2024.09.20
9月19日、23時30分頃、女川原子力発電所2号機の原子炉建屋地下1階の管理区域において、制御棒を動かす水圧系統(制御棒駆動水圧系※1)の6つの弁の軸封部から水が漏えいしていることを巡視点検中の当社社員が確認しました。
漏えいした水の量は合計で約4リットルです。
なお、当該弁の水の漏えい箇所を隔離し、水の漏えいは停止したことを確認しています。
当該弁から水が漏えいした原因については、弁作動に伴う弁棒と軸封部の接触状態の変化等によるものと推定しており、軸封部の増し締め等を実施してまいります。
漏えいした水の放射能濃度は検出限界未満であることを確認しています。
また、発電所敷地内のモニタリングポストや排気筒モニタの値に有意な変化はなく、本事象による環境への放射能の影響はありません。
本事象は、女川原子力発電所の情報公開基準※2「区分III」「⑧管理区域内で管理された状態にない1リットル以上、100リットル未満の放射性の液体を発見したとき(1リットル未満でも漏えいを直ちに停止できない場合)」に該当します。
また、法令に基づく国への報告が必要となる事象(トラブル)に該当しません。
以 上
※1 御棒に連結した駆動ピストンに駆動水を供給する装置。女川2号機の制御棒 137本それぞれに設置している。
※2 女川原子力発電所 情報公開基準(2023.4.1運用開始)
女川原子力発電所 情報公開基準に基づく公表事象 | 東北電力 (tohoku-epco.co.jp)