当社は、日本原燃株式会社の六ヶ所再処理工場の操業計画を踏まえ、2022年度から2024年度までの3年間におけるプルトニウム利用計画※1を策定いたしました。
六ヶ所再処理工場の操業開始後は、再処理によりプルトニウムが回収される見込みであり、当社ではその利用計画を明確にし、透明性を確保する観点から、プルトニウム利用計画を策定し公表するものです。
なお、電気事業連合会においても、プルトニウム利用の促進・保有量の削減を進めるための新たな取り組み※2も含めた計画をとりまとめ、本日、公表しています。
<当社のプルトニウム利用計画>
1.プルトニウム所有量
・約0.7トンPut(2021年度末予想)
2.利用場所
・女川原子力発電所3号機
3.利用量
・別紙「プルトニウム利用計画(2022年2月18日電気事業連合会)」を参照
4.年間利用目安量
・約0.4トンPut/年
(女川原子力発電所3号機に装荷するMOX燃料に含まれるプルトニウムの1年当たりに換算した量)
5.現在貯蔵する使用済燃料の量(参考)
・約680トンU(2020年度末実績)
(女川原子力発電所、東通原子力発電所および日本原燃に貯蔵している使用済燃料の量)
以 上
※1 原子力委員会が決定した「我が国におけるプルトニウム利用の基本的な考え方について」(2003年8月5日、2018年7月31日)を踏まえ、原子力事業者が取りまとめ、公表するもの。
※2 今回、プルトニウム利用の促進・保有量の削減を進めるため、新たな事業者間の連携・協力として、各事業者が英国と仏国それぞれに保有するプルトニウムについて、事業者間で交換した上で、MOX燃料工場が稼働している仏国でMOX燃料に加工し、国内のプルサーマル炉で消費する計画としている。
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