プレスリリース

女川原子力発電所2号機管理区域内における作業員の微量な放射性物質の体内への取り込みに係る原因と対策について

2020年 4月13日

 当社は、2020年3月26日に発生した「女川原子力発電所2号機管理区域内における作業員の微量な放射性物質の体内への取り込み」について、本日、本事象が発生した原因および再発防止対策を取りまとめました。


 本事象の原因は、汚染レベルが高く、多くの溝部を有している複雑な構造の弁の分解点検において、除染作業後に実施した汚染状況の測定方法が適切ではなかったために、放射性物質の付着(汚染)状況が正しく測定されず、実際の汚染状況に応じた放射線防護上の措置を講じることができなかったことによるものと考えております。


 これを踏まえ、当社は、汚染レベルが高く、多くの溝部を有している複雑な構造の弁の分解点検を行う際は、放射線防護上の措置をより厳しく設定し、作業を実施してまいります。また、それ以外の弁の点検については、弁の構造等を踏まえた汚染状況の測定を実施してまいります。これらの対策については、当社の手順書に明記いたします。


 当社としては、今回策定した再発防止対策を確実に実施することで、同様の事象を発生させないよう取り組んでまいります。
 また、関係する協力企業に対し、本事象の原因と再発防止対策を周知するとともに、放射性物質を拡散するおそれがある作業に対する適切な放射線防護の指導・管理の継続的な改善に努めてまいります。


 本事象に至った経緯、ならびに原因および再発防止対策の概要は、別紙のとおりです。


以上


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