株主のみなさまには、平素より格別のご高配をたまわり、厚く御礼申しあげます。
ここに当社第102期中間事業概況(2025年度上半期)をご報告申しあげます。
2025年度上半期決算(連結)は、女川原子力発電所第2号機の再稼働や、燃料費調整制度のタイムラグ影響による差益の増加などの収支改善があったものの、市場や販売環境の変化に伴う収支悪化や、送配電事業における需給調整費用の増加などにより、経常利益は、前年同期に比べ276億円減少し、1,256億円となりました。
2025年度中間配当金につきましては、安定配当を基本に、DOE2%を目安としながら、当年度の業績や中長期的な収支見通しなどを総合的に勘案し、1株あたり20円とさせていただきました。
当社グループは東北電力グループ中長期ビジョンの実現に向けて、電気・エネルギーを中心に据えた事業の展開を進めており、収支や財務状況は着実に改善しつつあります。
こうした中、足元ではインフレや金利の上昇によるコストの増加に加え、電気事業の競争が活発化しております。当社グループとしては、お客さまのニーズを把握しながら魅力的な提案を行うとともに、エリアに捉われない事業展開を通じて、電力小売と卸売の販売拡大にこれまで以上に取り組んでまいります。
中長期の視点においては、カーボンニュートラル(CN)とDXが当社グループの成長の機会になると捉えており、これらの取り組みは、気候変動や人口減少などの社会課題解決にもつながると考えております。CNについては、東北・新潟地域の再生可能エネルギーを、電気事業のノウハウや顧客基盤を活かしながら、バリューチェーン全体で収益化するグリーンビジネスに注力してまいります。DXについては、グループ内の業務変革につなげるだけでなく、生成AI等を活用したサービスの提供を通じて収益の拡大を目指していきます。また、電力需要の増加や産業・雇用の創出が期待されるデータセンターの誘致に向けて、本年7月に新たに設置した専任チームが中心となり、全社をあげて積極的に取り組んでまいります。
事業環境の変化が激しく、不透明感の強い激動の時代を勝ち抜いていくためには、既成概念や常識に捉われない自由な発想と実践が重要になります。当社は、これまで以上に実行力とスピードを重視した経営を目指し、財務基盤の早期回復と、中長期的な「利益・投資・成長」の好循環の形成につなげてまいります。
株主のみなさまにおかれましては、今後とも、なお一層のご理解とご協力をたまわりますようお願い申し上げます。
2025年11月


以上