燃料タンクの運用下限に関する考え方について

2024.12.17

   2021年10月25日付『需給ひっ迫を予防するための発電用燃料に係るガイドライン』に基づき、当社の燃料タンクの運用下限等に係る考え方等につきまして、添付のとおりお知らせいたします。


燃料タンクの運用下限に関する考え方

基地名

日本海エル・エヌ・ジー(株)

新潟基地

東北電力(株)

新仙台基地

燃料

LNG

LNG

貯蔵設備容量

720,000kl

320,000kl

発電ユニット 

仙台火力発電所4号機
東新潟火力発電所1・2号機
〃     3・4号系列
新潟火力発電所5号機

 新仙台火力発電所3号系列

運用下限の考え方

・物理的下限に、荒天影響によるLNG船入港遅延リスク(※)にあたる上記発電ユニットの冬季LNG消費相当量を加算。
   (※)冬季以外:2日
           冬季(12〜2月):5日
・気象海象予測や船舶動静等により、更なる入港遅延が顕在化した場合は、適切に考慮する。

・設定なし(運用下限=物理下限)










※ 入船遅延等、必要なリスクへの対応を考慮して運用上確保している数量


【燃料ガイドライン(抜粋)】
4. 燃料確保にあたって望ましい行動
(2) 燃料確保にあたって発電事業者に望まれる行動
① タンク運用・在庫にあたって望まれる行動
「(前略)また、タンクの運用にあたって、各事業者は、一定のリスクを考慮し運用上限・下限を設定している。このような各社が置かれる事情を考慮した上で、自ら考え方を整理する形は適切である一方で、今後、国や広域機関において、燃料ひっ迫を予防する取組を行うにあたっては、各社における運用下限からの余力を踏まえてひっ迫状況を判断していくこととなる。そのため、運用下限についての考え方を整理することが必要であり、本ガイドラインにおいて、運用下限は、燃料制約発動ラインと一致するものであり、物理的下限に加え、入船遅延等、必要なリスクへの対応分を確保したものとする。なお、各社における運用下限の考え方については、透明性を担保するため、対外的に公表されることが望ましい。