緊急情報

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地震発生による停電等の影響について(20日 21時現在報[本日最終])

平成23年 3月20日

3月11日(金)、14時46分に三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震が発生し、当社は、直ちに非常災害対策本部を設置し対応にあたっております。この地震により、当社管内の広い地域で停電が発生し、20日21時現在、242,927戸が停電しております。(地震発生時からの延べ停電戸数は4,858,580戸)

 

 現在、青森、秋田、山形、新潟支店管内の事業所からの応援隊863名を含め、社員、工事会社あわせて総勢約4,400名、電源車88台の体制で懸命に設備被害、停電状況等の確認と復旧作業を行っております。加えて、中部電力、北陸電力ならびに関西電力より合計158名の応援をいただくとともに、電源車についても23台の応援をいただき復旧作業にあたっております。

 

 現在、津波等の影響で復旧作業に着手できなかった地域を中心に停電しておりますが、こうした地域につきましても、作業の進捗や道路の開通等により、順次立入りが可能となってきております。

 これに伴い、配電設備の復旧作業を進めることができる地域も出てきており、今後は、こうした地域において、お客さま立会いのもと、お客さま宅の屋内配線の安全性を確認した上で、個別に送電を行う作業を中心に復旧を進めてまいります。

 

 本日の情報提供は本報をもって一旦中断させていただき、明朝「8時現在報」から情報提供を再開させていただきます。

 

■地震による停電等の影響については、以下の通りです。

20日 20時現在報からの変更点は下線部です

 

1.当社管内各県の停電状況(21時現在)

 

地 域

現在停電戸数(戸)

延べ停電戸数(戸)

青森県

三八の一部地域

535

916,964

岩手県

一部地域

40,750

813,833

秋田県

 [12日 22:19復旧]

669,414

宮城県

ほぼ全域

163,550

1,545,494

山形県

[12日 21:13復旧]

 0

529,774

福島県

一部地域

38,092

381,788

新潟県

[12日 15:51復旧]

 0

1,313

合  計

       

242,927

4,858,580

(上記停電戸数は今後の調査により変動する可能性があります)

※  新潟県で発生した停電は、12日3時59分に発生した新潟県中越地方を震源とする地震の影響によるものです。

 

 

2.当社発電所・設備の被害状況等

(1)原子力発電所

  当社原子力発電所の状況につきましては、別途お知らせしております。 

 

(2)その他の設備

<火力発電所>

・八戸火力発電所     3号機 :運転再開

・能代火力発電所     1、2号機 :運転再開

・秋田火力発電所     2〜4号機     :運転再開

・仙台火力発電所     4号機 :自動停止

(開閉所およびタービン建屋1階(電気・機械設備)浸水[浸水解消]、土砂堆積)

・新仙台火力発電所1号機    :停止中

            2号機  :自動停止

(タービン建屋1階(電気・機械設備)浸水[浸水解消]、土砂堆積)

・原町火力発電所     1号機 :手動停止

            2号機 :停止中

(事務本館1階およびタービン建屋1階(電気・機械設備)浸水[浸水解消]、揚炭機4台倒壊など屋外設備の被害発生)

 

<地熱発電所>

・葛根田地熱発電所1号機    :運転再開

2号機   :運転再開

・上の岱地熱発電所1号機    :停止中

・澄川地熱発電所 1号機    :運転再開

 

<水力発電設備>

設備被害(9ヵ所)

建物内落石、土砂流入2ヵ所 他

<変電設備>

設備被害(54ヵ所[うち仮復旧または本復旧完了27ヵ所])

変圧器損傷48台、遮断器損傷6台、断路器損傷28台 他

 

<送電設備>

設備被害(95線路[うち仮復旧または本復旧完了68線路])他軽微な被害168線路

鉄塔損壊・折損・傾斜40基、電線断線・がいし折損22ヵ所、

地中ケーブル損傷10ヵ所、地すべり12ヵ所 他

 

<配電設備>

支持物折損・傾斜等    8,896基

電線混断線       15,045条間

変圧器・開閉器損傷等   4,693ヵ所    他

 

以 上

 

※お願い

  感電事故および漏電火災などの二次災害防止の観点から、以下の点について、ご注意くださいますようお願いいたします。

  • 感電の危険があるため、くれぐれも切れた電線には近づいたり、触れたりしないでください。
  • 漏電による火災防止のため、自宅を離れる際には、分電盤のブレーカーを全て下げて外出してください。また、電気給湯器や蓄熱式電気暖房器が転倒した場合は、触らないで専用ブレーカーを下げてください。
  • 外出から戻られた際には、家屋の状況を確認したうえで、コンセントを全て抜いていただいてからブレーカーを順次上げてください。その後 順次、必要な機器のコンセントを入れてご使用ください。電気がつかない場合は東北電力コールセンター(0120−175−366)までご連絡をお願いいたします。