代替循環冷却ポンプ

原子炉を止めた後も、核分裂したウラン燃料は熱を出し続けます。この熱を除去し原子炉内を冷却するための設備(残留熱除去系ポンプ)が使用できなくなった場合でも、圧力抑制室内の水を使い、原子炉圧力容器への注水や原子炉格納容器へのスプレイなどによる冷却を続けることができる「代替循環冷却ポンプ」を設置します。

代替循環冷却ポンプ

フィルター付格納容器ベント装置

万が一の重大事故時に、除熱設備が使用できなくなった場合、放射性物質の閉じ込め機能を持つ原子炉格納容器の過圧破損を防止するため、格納容器内の蒸気を外部へ放出する必要がありますが、この際に、粒子状放射性物質の放出量を大幅に抑制( 1/1,000以下)する「フィルター付格納容器ベント装置」を設置します。

フィルター付格納容器ベント装置

水素再結合装置

原子炉建屋の水素爆発を防止するため、原子炉建屋内の水素を動力を用いることなく触媒により再結合させ、建屋内の水素濃度の上昇を抑制する「水素再結合装置」を設置しています。

水素再結合装置