2023年4月1日以降の燃調費等調整の仕組みはこちら
電気料金はいつも同じではありません。それは燃料の価格が変わるからです。燃料費調整とは、燃料の価格に合わせて電気料金を調整する仕組みです。
毎月の電気料金は、契約の容量(大きさ)で決まる基本料金に、使用電力量に応じて計算する電力量料金を加えたものです。そのうち、電力量料金は、毎月の燃料費調整単価に使用電力量を乗じた燃料費調整額を加算、または差し引きして計算します。
燃料費調整単価は毎月見直しを行ないます。具体的には、燃料価格の3ヶ月平均値(平均燃料価格)にもとづき、2ヶ月後の燃料費調整単価を算定し、毎月(1ヶ月ごと)の電気料金に反映します。
燃料費調整単価とは、原油・LNG(液化天然ガス)・石炭の燃料価格の変動(平均燃料価格)により、毎月自動的に決まる単価です。
燃料費調整額とは、燃料費調整単価に1ヶ月の電気使用量を掛けて計算します。
平均燃料価格(例) | 燃料費調整単価 | 燃料費調整額 |
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28,000円の場合(マイナス調整) | (算定式) =(31,400円-28,000円)×0.213円/1,000 =0.7242円=72.42銭 →▲72銭/kWh |
(算定式) =▲72銭/kWh×3,000kWh |
使用電力量1kWhにつき72銭を差し引きします。 | 2,160円00銭を差し引きします。 | |
33,500円の場合(プラス調整) | (算定式) =(33,500円-31,400円)×0.213円/1,000 =0.4473円=44.73銭 →45銭/kWh |
(算定式) =45銭/kWh×3,000kWh |
使用電力量1kWhにつき45銭を加えます。 | 1,350円00銭を加えます。 |