「おらほのNo.1」〜青森〜日曜の朝は港町が大にぎわい!市民がつくって市民が育てる、日本最大級の八戸館鼻岸壁朝市

「おらほのNo.1」〜青森〜日曜の朝は港町が大にぎわい!市民がつくって市民が育てる、日本最大級の八戸館鼻岸壁朝市 イメージ

 東北屈指の規模の漁港がある八戸は、イカとサバでよく知られる港町。 その中でも、毎週日曜日、日の出から賑わいを見せる館鼻(たてはな)岸壁朝市。大きくL字に区画された全長約800メートルにわたって約300以上の即席の店舗がひしめく、国内最大級の朝市で、毎週数万人もの人が訪れる市内有数の観光スポットです。

館鼻岸壁朝市のあゆみ

 戦後すぐの昭和20年代から朝市は始まりました。もともとは陸奥湊駅周辺で開催されていましたが、2004年に館鼻岸壁へ引っ越しました。
 東日本大震災で岸壁が大きな打撃を受けましたが、そこから見事に復活を果たし、今では震災前よりも多くの人が集まる朝市になりました。

館鼻岸壁朝市の魅力

 朝市といえば、野菜や果物などの農産物が売られているイメージがありますが、ここの朝市はひと味もふた味も違います!商品がバラエティに富んでいて、価格がとにかく安いこと。
 八戸の鮮魚や干物などの魚介類はもちろん、新鮮な野菜や果物、多彩なお惣菜、淹れたてのコーヒーにスイーツ、焼きたてのパン、刃物や旧貨幣など多種多様な食品や品物が販売されています。
 他にも八戸郷土料理のせんべい汁やラーメン、そば、うどんなど、イートインが多いのも魅力です。

 朝市への出店は、地域活性化など地域への貢献なども考慮され判断されます。
 市民の買い物の場というだけでなく、観光スポット、グルメ、人々の交流の場などになっているため、大勢の人々が魅せられ惹きつけられるのでしょう。

館鼻岸壁朝市の楽しみ方

 朝市が開催されるのは、毎年3月中旬から12月末までの毎週日曜日。開催時間は、日の出から9時頃まで。早いお店で未明の2時頃から出店の準備をはじめる店もあるとの噂。
 基本的に雨天決行ですが、出店数が減る場合があるほか、荒天の時には中止になることもあるそうです。
 日の出から開催していますが、8時頃から片づけを始めるお店もあるので、お目当ての品がある場合は売り切れてしまう前に行く必要があります。
 おすすめは、朝5時!6時頃からとても混み合うので、5時ならほぼ絶対に買えます!

バラエティに富んだ商品

 売っていない品物が無いくらい、何でも売っています!

朝市名物のキャラクターたち

 朝市を盛り上げるのは、お店だけではありません。

朝市名物のキャラクターたち イメージ1

朝市黙認のゆるキャラ「イカドン」

朝市名物のキャラクターたち イメージ2

「日本一朝早く会えるアイドル」のライブイベントもやってます!

フランクな場内アナウンス

 朝市では、つい笑ってしまう場内アナウンスが名物になっています。
 例えば・・・
 「さっき、カルピスのジュースを頼んだお客さん。配達場所を聞いたんだけど、忘れてしまったので、心当たりある方は買ったお店に行ってください。もう売るのが無くなったので、お店の人が早く帰りたいそうです。」
 「7時半から、朝市アイドルが歌います。何を歌うのか、私は知らないので、聞きたい方は会場まで来てください。」
といった具合。
 通常のアナウンスはなんとなく聞き流してしまいがちですが、思わず立ち止まって、吹き出して笑ってしまいました。

(最後に・・・)
 青森市出身の筆者。「八戸市の館鼻岸壁朝市って聞いたことはあるけど、早起きしてまで朝市に来る人っているのかなあ・・・」
 朝5時半に岸壁近くまで車で来たら、ん?車が進まない・・混んでる?まじ?
 第1〜第3駐車場が満車?ほんとに?
 店舗からだいぶ離れた場所にやっと駐車して、朝市入口に到着。
 すごい!・・・なんだこの人だかりは!・・・完全にナメてました・・・

フランクな場内アナウンス イメージ1
フランクな場内アナウンス イメージ2

八戸せんべい汁も美味しかったなあ・・

フランクな場内アナウンス イメージ3

海鮮焼きも美味しかったなあ・・

フランクな場内アナウンス イメージ4

ウニ焼きも美味しかった!

【八戸館鼻岸壁朝市】最高に楽しいですよ!