おらほのNo.1〜岩手〜地域のシンボルマーク「紺屋町番屋」がリニューアルオープン!

おらほのNo.1〜岩手〜地域のシンボルマーク「紺屋町番屋」がリニューアルオープン! イメージ

 盛岡市紺屋町に位置し、長い歴史の中で、地域の方々から親しまれている「紺屋町番屋」。今年新しく生まれ変わった、今の紺屋町番屋の姿をご紹介します。

紺屋町番屋のあゆみ

 岩手支店が位置する紺屋町は、江戸時代は染め物屋(紺屋)が多く、盛岡城下を通る奥州街道に沿って発展した町人町のひとつでした。そのため、岩手支店の社屋周辺には多くの歴史的建造物が残っています。
 その中でも、岩手支店のすぐ隣にある「紺屋町番屋」は、地域のシンボルとして、100年以上にわたり市民や観光客から愛されています。
 紺屋町番屋は、明治24年(1891年)に「盛岡消防よ組番屋」として建築され、大正2年(1913年)には外国製消防自動車導入に合わせて車庫付きの「消防組第四部事務所」として改築されました。

改修前(左)と改修後(右)の「紺屋町番屋」

 その後、 消防屯所としての役割を終えますが、平成30年(2018年)には「南部火消し」の伝統を伝える歴史的な建物として景観重要建造物に指定されます。そして、令和4年(2022年)春には、障がい福祉サービス事業の運営などを行う「合同会社ほっぷステップ」が、施設の活用と保存のため、交流・体験施設としてリニューアルオープンさせました。

紺屋町番屋のあゆみ イメージ3

1階交流スペース

展示販売されている色鮮やかな製品

1階交流スペース・2階体験スペース

 1階は交流スペースとなっており、色鮮やかな裂き織(さきおり)製品、雑貨などが展示販売され、奥にはカフェが併設されています。
 展示販売されている織物や刺しゅう、ブローチなどの裂き織製品は、2階の就労支援施設「ばったん工房」で、10名のスタッフの方々により一つ一つ丁寧に機織りで手作りされています。そのほか、岩手県内在住の陶芸、木工、紙細工、繭細工の作家の作品も展示販売されています。

2階体験スペース

 また、 2階には体験スペースもあり、土日祝日の完全予約制で、織物や手芸、フラワーアレンジメントなどの体験教室が開かれています。

1階展示販売スペースの一角には番屋の歴史を紹介する展示コーナーも

イチオシ!カフェメニュー

 紺屋町番屋は、オール電化。1階のカフェでは火を使わないメニューが提供されます。
 イチオシは、ホットコーヒーの「番屋ブレンド」2種。穏やかな果実味とピーナッツバターのような口当たりが特徴の「mori」と、コーヒーのしっかりした味が感じられつつも、飲みやすくバランスのとれた「oka」。雫石町にあるカフェ「コーヒー焙煎 風光舎」で焙煎された豆を使用していますが、その配合などレシピは紺屋町番屋オリジナルです。

イチオシ!カフェメニュー イメージ1

コーヒーにはクッキーも付きます

 コーヒーに付くクッキーは、紫波町産の小麦「ゆきちから」を使っており、ほっぷステップが運営する菓子工房mou(むー)で作ったもの。番屋店頭でも「ゆきちからクッキー」として販売されています。
 メニューにはコーヒー・ケーキ・週替わりのカップケーキのほか、紫波町産の小麦で作られたパンを使ったサンドイッチもあります。
 サンドイッチは2種類。オニオンスライス、にんじん、レタス、クリームチーズに、番屋で手作りしたジューシーな鶏ハム溢れる「番屋サンド」と、オニオンスライスとレタスのシャキシャキ感がたまらない!えだまめも入って食感が面白い「まめたまサンド」。
 パン生地はふわふわでほのかに甘く、米粉パンのようなもちっとした食感。おいしくてぺろりといけちゃうのに、ボリューミーでお腹いっぱいになり、1つで十分満足できます。

番屋サンド(左)とまめたまサンド(右)

イチオシ!カフェメニュー イメージ4

サンドイッチに付け合わせのヨーグルトも、番屋手作り

火の見櫓のライトアップ

 紺屋町番屋のもう1つの楽しみ方として、ライトアップがあります。夜になると紺屋町番屋のトレードマークである火の見櫓が照らし出されます。

東北電力との関わり

 8月1日〜8月4日、盛岡の夏の風物詩「盛岡さんさ踊り」が3年ぶりに開催され、東北電力グループもさんさパレードに参加しました。
 着用した浴衣には、東北電力ネットワーク(株)岩手支社の鉄塔と紺屋町番屋の火の見櫓が描かれており、祭りの場でも地域の財産である紺屋町番屋をPRできました。

東北電力との関わり イメージ1
東北電力との関わり イメージ2

入魂のさんさパレード!(写真中央に鉄塔が垣間見える)

東北電力との関わり イメージ3

東北電力グループが着用するさんさ踊りの浴衣

 紺屋町のシンボルマークである紺屋町番屋は、長い歴史を経て、現代に交流・体験施設として生まれ変わり、引き続き盛岡の新たな歴史を刻んでいます。皆さんも機会がありましたらぜひお越しください!

東北電力との関わり イメージ4
紺屋町番屋店舗情報
■住所 〒020-0885 岩手県盛岡市紺屋町4番34号(駐車場なし)
■営業時間 10時〜17時(月曜定休)
■店舗HP 紺屋町番屋|盛岡 (konyachobanya.com)
■Twitter  紺屋町番屋(@konyachobanya)
■Instagram 紺屋町番屋(@konyachobanya)