仙台うみの杜水族館で、SDGsを考える!

仙台うみの杜水族館で、SDGsを考える! イメージ

 宮城支店では、仙台うみの杜水族館と連携し、小学生の親子約100名を対象に、環境とエネルギーから持続可能な社会を考えるイベント「小学生ECOゼミin仙台うみの杜水族館」を実施しました!

東北電力宮城支店×仙台うみの杜水族館 初コラボイベント

 3月26・27日の両日、「聞く」「観る」「体験する」の3つのプログラムを通して、地球温暖化が海の生きものに与える影響や、地球温暖化とエネルギー(私たちの生活)との関わりなどを楽しみながら学ぶ「小学生ECOゼミin仙台うみの杜水族館」を開催し、抽選で当選した約50組100名の小学生の親子が参加しました。
 宮城支店では、次世代を担う子どもたちに、環境やエネルギーについて関心を持ち理解を深めていただくために、エネルギー出前講座や各種イベントを実施しています。近年、持続可能な社会の実現やカーボンニュートラルへの社会的関心が高まっていることから、SDGsや環境をコンセプトとしたイベントの実施を検討していました。
 「『海と人』『水と人』との新しいつながりをうみだす水族館」を運営ビジョンに掲げる仙台うみの杜水族館は、三陸・東北の海の生きものを中心に多様な生きものを展示していることに加え、 海の生きものの魅力だけではなく、そこで暮らす「人々との関わり」も展示に取り入れているという点が特徴です。
 そこで、水族館のスタッフの方から身近な三陸の海やそこに生きる海の生きものと、私たちの暮らしや地球温暖化との関わりについてお話いただくことで、子どもたちが環境とエネルギーについて関心をもってもらえるようなイベントを実施できればと考え、当社でイベント内容を企画、仙台うみの杜水族館さまへご提案し、今回の連携が実現しました。

Program1.「環境とエネルギー」講座

 イベントは、エネルギーのおじさん(東北電力宮城支店松田さん)と魚のおじさん(水族館スタッフの齋藤さん)、おじさんコンビによる、おやじギャグ満載の「環境とエネルギー講座」からスタート。
 地球温暖化の影響といわれている海水温の上昇が三陸の海(漁場)に与える影響や、地球温暖化を防ぐためにCO₂を排出しないエネルギーの活用とエネルギーミックスが大切であることなどを説明しました。
 おやじギャグは滑り気味でしたが、子どもたちにはあらかじめ、クイズを記載したワークシートを配布していたこともあり、講座では親子でメモをとりながら熱心に耳を傾けていました。

Program2.水族館の見学

 講座終了後は、おまちかねの水族館の見学タイム!環境やECOをテーマに、「いのちきらめくうみ」の大水槽、海藻やアマモの展示水槽、バックヤードなどを、魚のおじさん (水族館スタッフ)の楽しいトークとともにご案内しました。
 参加者からは「水族館スタッフのお話を聞きながら見学することで、いつもとは違った水族館の魅力に気づけたり、新たな発見ができてとてもよかった」と大変好評でした。

 ※ブルーカーボン…海の植物(海藻、植物プランクトン、マングローブ等)が主に光合成によって吸収・貯留した炭素のこと。

Program3.発電体験コーナー

 最後は発電体験コーナーです。「自転車発電」や「手回し発電実験(LED・蛍光灯・白熱球の負荷比較)」、「風力発電実験」を親子で体験いただき、それぞれの発電方法の特徴や、安定して発電することの大変さなどを実感いただきました。
 発電自転車のコーナーでは発電出力(W)を参加者で競いあうなど、とても盛り上がりました。

参加者の声

 参加者からは「自分たちの暮らしと環境やエネルギー問題の関係について楽しく学べた」「海の生きものと地球温暖化との関わりが分かりやすく学べ、親子ともためになる内容でとてもよかった」といったイベントの参加に満足する声が多く聞かれました。
 また、参加者アンケートでは「これを機会に子どもには地球温暖化やSDGsについて興味を持ってほしい」 「家の電気をLEDに変えたり、なるべくCO₂を出さない生活をしようと思った」 「自分の会社でもこういう取り組みをしたい」といった気候変動やSDGsについての関心の高さや、行動変容につながるようなコメントも寄せられました。

最後に

 仙台うみの杜水族館さまには、今回、当社との初めてのコラボイベントであったにも関わらず、当社の提案を快く受け入れていただき、また、実現が難しいことについては代替案をご提案くださるなど、イベントの実現に向けて多大なるご協力をいただきました。
 イベントに向けて水族館のスタッフのみなさまとの打ち合わせや水族館にお伺いする中で気づいたことが、水族館では、想像していた以上に私たちの目には見えないところで、たくさんのスタッフさんが働いているということです。
 普段私たちが目にするパフォーマンススタッフさんだけでなく、展示する生きものを飼育を担当するチームや水槽などの水質管理を行うチームなど、「生きもの」と向き合う責任感と幅広い知識で、「生きもの」にとってより良い飼育環境について検討を重ねたり、「どうしたら楽しんでもらえるか」と新しい企画やイベントを考えるなど、常に現状に満足することなく新たな取り組みをされていると感じました。
 そして何より、皆さんの働く姿がとてもイキイキと楽しそうだった点が印象的でした。そんなスタッフのみなさまが運営する水族館だからこそ、お客さまや地域に愛される人気スポットとなっているのだと改めて感じました。

 日々、魅力がアップデートされている「仙台うみの杜水族館」!新たな魅力を発見しに、皆さまぜひ足を運んでみてください!