女川原子力発電所2号機の安全対策工事 完了時期を見直し

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 女川2号機の安全対策工事について、2022年度としていた工事完了時期を、2023年11月に見直し、3月30日、原子力規制委員会へ原子炉設置許可に係る変更の届出を提出するとともに、宮城県、女川町、石巻市と関係自治体に説明を行いました。

2023年11月の工事完了を目指す

 当社は女川2号機の安全対策工事について、これまで2022年度の工事完了を目指して取り組んできましたが、昨年12月の工事計画の認可をもって、安全対策工事の内容が確定し、工事全体の工程をより詳細に見通せる状況となり、作業の安全確保を大前提に、改めて工事の完了時期について評価しました。

 中でも、当社としてこれまでに経験のない工事であり、相応の期間を要すると考えていた「圧力抑制室の耐震補強工事」において、実機模型を作成し、具体的な工事工法・工程の検討を行った結果、当該工事も含めて安全対策工事全体の完了時期について、2023年11月の完了を目指して工事を進めていくこととしました。

「圧力抑制室の耐震補強工事」の概要について

 圧力抑制室の耐震補強工事は、圧力抑制室本体や内部構造物へ補強部材を追加することで、基準地震動に対する耐震性を向上させる工事です。

 圧力抑制室への入り口(2カ所のみ)が1.5mと狭く、また、様々な構造物が入り組む内部に足場を設置するなど、狭い場所で複数の工事を平行して実施するには一定の期間が必要と評価しました。

 こうしたことを考慮した結果、圧力抑制室の耐震補強工事の完了時期を2023年11月と評価し、安全対策工事全体の完了時期を見直したものです。

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