第二管区海上保安本部と災害時の相互協力に関する協定を締結

第二管区海上保安本部と災害時の相互協力に関する協定を締結 イメージ

 3月24日、東北電力・東北電力ネットワークは、東北6県を管轄する第二管区海上保安本部と災害時における相互協力に関する協定を締結しました。

迅速かつ円滑な災害対応を目指して

 近年、自然災害が頻発化・激甚化しており、有事への備えがますます重要となっています。東北電力および東北電力ネットワークでは、災害発生時の連携強化について第二管区海上保安本部と協議を重ね、この度の協定締結に至りました。昨年11月には新潟県を管轄する第九管区海上保安本部と同様の覚書を締結しており、これで東北6県および新潟県のすべてをカバーしたことになります。

 【相互協力の内容】
(1)第二管区海上保安本部は、東北電力および東北電力ネットワークからの要請に基づき、人員および資機材の輸送を行う
   (離島等への輸送を想定)
(2)東北電力および東北電力ネットワークは、第二管区海上保安本部からの要請に基づき、災害応急対策に必要となる施設・
   活動拠点等への電源供給を行う
(3)東北電力および東北電力ネットワークは、第二管区海上保安本部からの要請に基づき、災害応急対策に必要となる施設および
   敷地を提供する
(4)その他、被災地の救援や復旧活動に必要な事項について連携して対応する

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協定締結式の様子

 3月24日には、塩釜港に停泊している海上保安庁の巡視船「ざおう」の艦上にて樋口社長と坂本社長、第二管区海上保安本部の黒石本部長が出席の上協定の締結式が開かれました。

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 協定書への署名後、樋口社長は「最近の自然災害は”頻発化”と”激甚化”の2つに象徴される。復旧作業にあたっては人員や資器材の輸送が大きなポイントとなる。この協定は地域の皆さまへの安心・安全の観点から、大変意義深いものと考えている」と挨拶しました。坂本社長は「有事の際それぞれの強みを生かし協力することによって、地域社会へ早期に安心・安全をお届けできるような成果につながればと考えている。今後、有事の際に円滑な連携となるよう、平時から訓練等を重ね実効性を高めていきたい」と述べました。
 一方で、第二管区海上保安本部の黒石本部長は「東北電力、東北電力ネットワークとの協定締結に至り大変喜ばしく思うとともに、地域の皆さまから更なる期待を背負うことに一層の責任を感じている。私どもの船艇や航空機は機動力があるので様々なシーンでお役に立てると思う。また、私どもが担う復旧活動の幅やスピードもこれまで以上に充実するものになると期待している」と本協定に期待を寄せました。

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