新入社員座談会 「2022年の抱負」

新潟県上越地区の電気を東北系統より供給開始〜15万V系統の大規模増強工事が完了〜 イメージ

 新年特別企画として、昨年4月に入社した5人の新入社員の皆さんに、入社1年目を振り返るとともに、今年の抱負を語っていただきました。

参加メンバー

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盛岡電力センター送電課        佐藤 裕将さん
本店BS本部資材部発電設備契約    福田 藍子さん
女川原子力発電所発電部(発電管理)  高橋 佳暉さん
山形電力センター配電技術サービス課  北方 一輝さん
宮城支店発電・販売カンパニー法人営業 太田 快さん

(写真左上から時計回り)

1.入社1年目を振り返って

  • 北方:配電部門は新入社員教育として、1カ月間の集合教育や、1週間の訓練などを行うのですが、その中で同期と多くの時間を過ごし、すごく仲良くなったのが良かったですね。でも、自分よりも出来る人がたくさんいて、このままでは遅れてしまう、とずっと感じていました。そこで訓練が終わるたびに先輩のもとに行って、出来るまで何度も繰り返し練習しました。1日でも早く一人前になれるよう努力した1年でした。

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  • 太田:私は法人営業をしているのですが、最初は先輩方についてお客さま訪問をしていました。中には差し迫ったような要求をしてくるお客さまがいたり、すごく優しくていかにも東北の人だなという温かい方など十人十色で、対応の難しさを肌で感じました。秋以降お客さまをある程度担当させていただいていますが、電話口や対面でお話しをしている時も、自分よりも電気の知識があるお客さまがかなり多く「どうしてなの」と厳しい対応を頂くこともあります。そういう点も含めて、厳しくもあり、学びも多い1年ということで内容が濃かったと感じています。

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  • 佐藤:送電部門では新入社員が合同で2カ月ほど研修するのですが、研修では高い所に登って恐怖感を共有したり、電線の上での作業など難しい技術の習得を通して、同期同士の絆が深まりました。それぞれバラバラに働くようになってからは、なかなか交流する機会がなくて心細いと感じることもあります。仕事も難しいことや分からないことが多くて大変、というのが印象として残っているので、総合的にはしんどかったといえるかもしれません。一方、プライベート面では本当に楽しく感じたことも多かったことから、仕事面においても自分なりに楽しいことを見つけながら、社会人生活、会社生活を過ごしていければと思った1年でした。

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  • 福田:就活も内定式もほとんどオンラインだったので、入社式で初めて同期の皆さんと直接お会いした時に「あっ、本当に憧れていた会社の社員になったんだ」と感じたのが大きな印象として残っています。私のグループは発電所のものを買う仕事なので、事務系でありながら技術的な知見がとても必要になってきます。まさか理系の知識が必要とされて、カタカナだらけの仕様書を見るようになるとは思っていませんでしたので、ギャップと言いますか、そこは本当に苦労しました。
     そんな中、発電所に視察に行った時に今まで見えづらかった自分の業務の先が見えてきたことで、自分も少しは電力の安定供給に力添えができているのかな、という気持ちが湧いてきました。現場の皆さんの安全・安定運転にかける思いなどに触れられたのが、より日常業務のモチベーションにつながって、とても印象に残った出来事でした。

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  • 高橋:私は大学で化学を専攻したので、化学を活かして業務にあたることを入社前に想像していました。ただ、実際に入ってから先輩に「お客さまは電力で働いている社員のことを電気について何でも知っている人だと思っているから、電気についてきちん知識を身につけておく必要があるよ」と言われて、ハッと気づかされました。女川原子力発電所では、発電所周辺の石巻、女川地域の皆さまに発電所の現在の状況を説明したり、発電所に対するご意見を伺ったりする、「こんにちは訪問」を実施しています。その時に自宅の照明の調子が悪いから見てくれ、というようなことを言われることもあるそうで。その際にスマートな対応ができるように、化学だけではなく電気の知識も少しずつ身につけなければいけないな、と感じました。

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2.私の「チャレンジ」

  • 太田:契約奪還にチャレンジしました。そのお客さまは、以前先輩が奪還にチャレンジしたのですが、別の取引先との利害関係を理由に失注してしまいました。同じ悔しさを味わいたくないと思い、当社としてもお客さまとの強い関係性を作ろうと、商品の購買支援を行うこととしました。コロナ禍で売り上げが落ちているということもあったのですが。さらにお客さまの抱える悩みを当社のリソースで解決できないかと思い、グループ会社のサービスを探しました。電気料金プランだけでなく、グループの強みを活かしたサービスやお付き合いを「お客さまによりそう当社の姿勢」としてお客さまへお伝えし、先方の常務へ提案しました。先日無事に契約合意に至りまして、その連絡をもらった時の達成感は今まで味わったことのないものでした。
  • 高橋:研修中は中央制御室の操作スイッチに触ることは認められていないのですが、シミュレーター訓練の時にスイッチ操作をする機会がありました。非常用ディーゼル発電機等の定期試験や原子炉の臨界操作など、実機では経験できないことも、失敗を恐れずにチャレンジしました。この訓練に取り組むことで、操作や手順の理解や基本行動の徹底に努めるいい機会になったかなと思っています。

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  • 佐藤:電話対応です。電話に対して、先方にご迷惑をお掛けしないか、適切な対応ができるかといった不安から、苦手意識を持っています。この苦手意識を克服するために、電話対応が遅くなることが一番の迷惑だと考えるようにし、代表電話にかかってきた電話を積極的にとることで、まずは電話をとるクセを身に付けました。未だ拙い部分が多く、私自身適切な対応が出来ていないと感じる時が多々ありますが、今年は仕事を覚えることと並行して電話対応力向上にチャレンジしたいと思います。

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  • 福田:昨年2月の福島県沖地震で被災した仙台火力発電所の復旧関係の契約をしたことですね。規模が大きく災害復旧というイレギュラーなものであったため自分の力不足をより強く実感するきっかけになりました。グループの方々に加え新仙台火力発電所の方々にもお忙しい中沢山のことを教えていただき、忘れられない経験になりました。注文が完了した日は家で一人お祝いしました。
  • 北方:家が停電しているため不安に思っているお客さまを前にして、どのようにすれば速く復旧できるか、その中で安全に行うにはどうしたらよいかを考え仕事しました。作業中に気づいたこと、理解できたことを毎日日誌に書き留め、次その作業をやる前に必ず振り返るようにして、前回の自分よりも作業を速く、丁寧にできるよう意識して一年間仕事をしました。来年はお客さまの声をしっかり聴き、お客さまの要望に応えられるよう努力していきたいです。

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3.2022年の抱負

  • 福田:昨年は自分自身が慣れない環境で、宮城県も初めてでしたし、社会人として大きく環境が変わる中で周りの皆さんに支えていただいた1年でした。目標にしていた先輩方と比べて正直力不足と感じていますが、後輩が入ってきたら自分がいただいたこの恩を、後輩をサポートすることでグループに還元していけたらいいなと思っています。業務に関しては、発電所の皆さんや取引先の方々から質問をいただいても「確認します」とか「少々お待ちください」と言って、すぐに質問に答えられなかったり、相談に乗ることができなかったことで不安にさせてしまったこともありました。今年は自分の知識を増やして、自信をもって回答できるようにし、もっと頼られるような存在になれたらいいなと思います。ちょっと言いにくいような相談でも「福田さんなら」という感じで相談されるような契約担当でありたいと思います。先ほど、業務の先が目えづらい仕事という話をしましたが、第一線で働いている発電所の方や工場で部品などを作っていただいているメーカーさんなど、常に現場を想像して寄り添う業務をしていければと思っています。あと、去年はなかなか同期同士の交流がなかったので、プライベートでも交流する機会を増やせればな、と思っています。

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  • 北方:今年は、お客さま対応ではどのようにすればお客さまに寄り添った対応ができるか、技術面ではどのようにすれば成長できるか常に考えて仕事をします。私も福田さんと同じく、仕事や作業を先輩にたくさん教えていただいたので、先輩方のように後輩に教えられるか不安に感じる部分はあります。後輩に教えていくことはもちろんのことですが、自分自身も技術力をもっと磨いて、私と一緒に作業をしてみたいと思われるような先輩になりたいと思います。目標としては、今年は1人でお客さま対応をしなければいけないので、その時停電していたり、困っている方がいたら、できるだけ早く停電を復旧させたり、どんな時でもお客さまの期待に応えていけるようにしたいですね。そのために毎日の業務で新たに気づいたことなどをメモしたり、復習して、2年目に臨んでいきたいと思います。

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  • 高橋:1年目は、運転員としての業務を覚えることが主な仕事でしたが、2年目以降は、その仕事に対する成果や責任が求められると思います。そういう点では、今までの状態で大丈夫だろうか、という不安やプレッシャーが大きいですね。また、4月には新入社員が入ってきて後輩に頼られることも多々あると思いますが、そのような状況で後輩に気を配る余裕がないのではとも感じています。まずは後輩に寄り添って一人ずつ一つずつ丁寧に指導すると共に、後輩と共に自分も成長できる1年にできたらと考えています。あとは個人的なことですが、自己啓発として資格取得に力を入れたいと考えています。資格によっては社外研修やワークショップ、報奨制度が整っているので、これを上手に利用して自身のスキルアップができたらいいかな、と考えています。

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  • 太田:私も福田さんと似ているのですが、お客さまからも、後輩からも頼られる2年目になりたいと考えています。1年を通して感じたのは「知識が大切」ということです。お客さまからも「電力の人でしょ」と言われ、三相と3線、何ボルトなど、本当に分からないことを聞かれて戸惑う場面がありました。知識をスポンジのように吸収して、お客さまからは「電力のあなたがいれば大丈夫だ」と頼られ、言いにくいことを言っていただき、後輩からも「とりあえず聞いておこう」のような感じで頼られたいな、と思います。ただ知識面では、自分はまだ後輩を迎えられるだけの器量が足りないと感じています。ESP として知識面も行動面でも半人前以下で先輩社員に及びませんので、生活面でフランクに、年次が近いからこそ感じていることや、今後のことなどを共有したうえで、コミュニケーションをとりながら仲良くなっていきたいと思っています。また、今年はジムに通うなどして、体力アップにも励みたいですね。去年1年仕事をして、何より体力は大事だと痛感したので。

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  • 佐藤:僕が言いたかったことは太田さんにほぼ言われてしまったのですが、僕もこの1年を通して、自分と1つしか違わない先輩社員の方々を頼りにさせてもらっています。自分が今持っている知識よりも本当に多く知識を持っており、何を聞いてもすぐに答えてくれます。今年自分がそうなっている姿が想像できなくて、それが非常に不安に感じますが、今からでもまだ遅くないと思うので、後輩に自ら教えることができるようにどんどん知識を吸収していきたいと思います。プライベートについては、福田さんも言ってましたが同期との仲を深めたいなと思っています。コロナが落ち着いたらみんなで旅行に行ってみたいです。

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  • 司会:皆さん、不安を抱えながらも前向きに頑張っていこうとしていることがよくわかりました。ぜひそのフレッシュな気持ちを忘れず、ますますご活躍いただければと思います。本日はお忙しいところ誠にありがとうございました。