山形支店主催「電化厨房でハレの日のやわらか食セミナー」開催

山形支店主催「電化厨房でハレの日のやわらか食セミナー」開催 イメージ

 山形支店では、電化厨房のPRにとどまらない「より、そう、ちから。」の実現に向けた「電化厨房でハレの日のやわらか食セミナー」を開催しました。

地域に、そして東北に暮らす人々に「寄り添う」セミナーを目指して

 本セミナーは11月18日、鶴岡市にある加茂水族館を会場に、医療福祉関係者および旅館ホテル関係者を対象に開催したものです。高齢化で高まる嚥下食(えんげしょく)※のニーズに対しての理解を広げ、ハレの日に家族みんながそろって食事ができる、そんな「豊かな暮らし」への貢献を目指して企画し、当日は現地で19名、オンライン配信で22組の方にご参加いただきました。
 セミナーでは、電化システムをそれぞれの施設で使うイメージを持っていただけるよう、再現性の高い内容を意識し実施しました。

※嚥下食(えんげしょく)…高齢などによって飲み込む力が衰えた人に合わせて食材のとろみ、食感、形を調整した食事のこと。

第1部

 第1部では、協立リハビリテーション病院地域リハビリテーション連携室の田口室長より「摂食嚥下障害講座」と題し、そもそもうまく飲み込めないってどういうこと?という基礎知識とともに、やわらか食の必要性について講義をいただきました。
 嚥下障害は国内で600万人以上、山形県でも6万人以上の方が患っている身近な障害です。嚥下障害がもたらす症状には、誤嚥性肺炎、窒息、栄養不足などがあり、70歳以上で患う肺炎の7〜8割が誤嚥性肺炎という状況です。田口室長からは「外食では嚥下障害に対応できるお店がほとんどなく、食事がネックとなり引きこもりがちになるなど、嚥下障害は生活の質の低下に繋がってしまう。現在要介護の高齢者は640万人といわれる中、加齢とともに誰にでも起こり得る嚥下障害を正しく理解し、嚥下食の知識を広め普及させていくことは、豊かなくらしを守るうえでとても大切。」との話があり、参加者はやわらか食の重要性について学ぶことができました。

第1部 イメージ1

田口室長による講義の様子

第2部

 第2部では、会場となった加茂水族館の館内にある「魚匠ダイニング沖海月」の須田料理長を講師に迎え、電化厨房機器(スチームコンベクションオーブン)を活用することによって、手間のかかるやわらか食を効率的・快適に調理できること(何℃で何分といった設定をするだけ!)をご紹介いただきました。
 現地参加の方には試食も用意され、見た目は普通食と変わらない煮物(根菜類)や肉がスプーンで簡単につぶれることを体感いただき、参加者からは「こんなに柔らかくなるなんて感動した!」という声が多く聞かれ、電化厨房機器の有用性について認識いただくことができました。

 今回のセミナーでは、現地参加がかなわないお客さま向けにZoomも取り入れたハイブリット形式で開催いたしました。相手の反応がわかりにくいといった難しさもありましたが、より多くの方へ当社の取り組みを知っていただく良い機会に繋がったと思います。実施後のアンケートでは「電化厨房に興味を持った」といった声も多くいただいたことから、フォロー対応を行う中で電化システムが叶える豊かな暮らしの実現を目指していきたいと思います。
 今回のセミナー運営をお手伝いいただいた「鶴岡食材を使った嚥下食を考えるプロジェクト」の瀬尾代表からは「電気だけでなく地域の発展に向けた取り組みをされていることに、驚きとともに感謝です。」といったコメントをいただきました。これからも既存の枠にとらわれずに新しい切り口で、地域の皆さんに「よりそう」バリューを提供できるよう活動していきます。

菅野法人営業部長から「いいね!」が届きました☆

菅野法人営業部長から「いいね!」が届きました☆ イメージ1

山形県のマスコットキャラクター「きてけろくん」と

 法人営業部では、空調・厨房など、電化システムの活用を通して、社会課題の解決や地域経済の活性化に貢献したいと考えています。今回のセミナーは、まさにそれを体現するもので、地域の高齢化という社会課題に向き合いながら電化システムの利点を訴求していくという、営業活動のお手本になる取り組みだと思いました。
 また、コロナ禍でリアルなイベントに集客しにくいというピンチをWEBと併用することで補い、更に、距離的に会場まで足を運べない人にもセミナー参加の機会を提供したことは「ピンチをチャンスに変えた」と言えるのではないでしょうか。
 これからも、このような取り組みを現場から発信していただければと思います。ありがとうございました。
 嚥下食、私も食べたことがあります。

最後に…

 今回会場としてご協力いただきました鶴岡市立加茂水族館は、当社のオール電化モデル施設にもなっています。第2部講師の須田料理長とも懇意にさせていただいており、会場提供だけでなくセミナー内容の策定にもご協力いただきました。
 館内には世界最大級直径5メートルの円形大水槽クラゲドリームシアターをはじめ、常時60種類以上のクラゲが展示されている見どころ満載の施設です!まだ行ったことがないという方は、是非1度足を運んでみてください!

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